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情事の後の残るベッドに再び押さえつけられ、先程のキスとは比べ物にならないくらい激しく唇を吸われ、敏感になっていたオレの体はまた牡に押し入られるのを期待するかのように疼き始める。
「ちょ…服が汚れる!」
「脱いで」
「はぁ?」
性急な手つきで覚えたばかりの男の体を愛撫し、ベルトを外すのももどかしそうにスラックスをずり下げてくる。
「やっやめろ!」
僅かに出来た隙間から差し入れられた手が、オレのモノを掴んでしごき始めると、佐藤を押しのけようとした手に力が篭らなくなった。
「っ、やめろって!もう散々ヤっただろ!?…ぁ!」
「もっと君を堪能したい。次がないなら、今させてくれ」
「…ふ…ぅん…!!あ、ぁ…っ」
逃げようと体を捻るとベッドに押さえつけられて下半身を剥かれ、後孔に熱い塊が添えられる。
「っう…うそっ!一杯シタのにっ!!」
「足りないっ」
ぐっと押し進んでくるソレを、アナが美味そうに飲み込んで行くのを感じながら、覆いかぶさる佐藤の重さを心地よくも感じていた。
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