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そこに口付けて強く吸い上げると、ケイトの手が渾身の力を込めて突っぱねてきた。
「…ふざけんな!お前との事は何ヶ月も前に終わってんだよ!」
「終わるもんかっ」
相変わらずの細腕では、抵抗なんてたかが知れている。両手を纏めて片手で押さえつけ、もう片方でシャツの裾をからげると、日に当たらない皮膚の白さが露になった。
ぽつり、ぽつりと残る痕に気付く。
「終わってなんかない…オレの中じゃ……事故に遭ったのは昨日だ!」
残された痕を一つずつ塗りつぶしていく。
「…っ、っ!」
「声が聞きたい」
「こんなのは…っただのレイプだろ!」
「そんな声じゃない」
シーツの上でいつも聞いていたあの声が聞きたかった。
震えるように立ち上がりかけた赤い突起を口に含み、舌を絡めては押しつぶすように刺激する。
「っ、…っ…」
下半身に手をやり、胸の刺激だけで立ち上がりかけたそこをやんわりと擦った。
「ケイト…」
「…違う」
「ケイトだ…」
ベルトを乱暴に外し、暴れようとする下半身を足で押さえながらズボンを引き摺り下ろす。
「…や…めろ……」
「いやだ」
弱々しく口をついて出る嘆願も無視し、その足の間に体を割り込ませる。
「もう俺は…お前のもんじゃない…」
「違う!」
ぬちゃ…と先走りを零し、音のし始めた雄芯に満足しながら背けられたケイトの顔を覗き込む。
彼だって、感じている。
固くなった手の中の彼自身がそう証明している。
なのに何故…泣いてるんだ…
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