「っ…は……ぁ…」 　息が乱れて悶えてはいるが、意識はハッキリとはしないようだった。 　恭司の咥内の与える快感に、アルコールに意識を濁らせた圭吾は、夢現のままに腰をくねらせて乱れる。 　クチュ… 　すっかり立ち上がった圭吾のモノに改めて唾液をまぶし直すと、指で敏感な先端を円を描くように刺激する。 　刺激に収縮と弛緩を繰り返す袋を口に含むと、ころりとした感触を堪能するように舌の上で転がす。 「…ぁん……」 　荒くなる息の下から漏れ聞こえる愛しい相手の喘ぎ声に、恭司は堪らなくなってその細い足を抱え上げた。 　ぐいっと膝が肩に付きそうになるまで足を持ち上げると、深いピンクに染まった箇所が露になり、卑猥にひくつきながら恭司を誘う。 「ケイ…」 「ん…っ…」 　既に解れた様子を見せるソコに指を差し込むと、ズブリ…と旨そうに飲み込み、離すまいと襞を絡み付かせてくる。 　引き抜き、また攻める。 「…ひ…ぁっ……」 　二本の指で入口を広げてやると、深い紅が蠢くのが見える。 「ケイ…」 　優しく名前を囁きながら、引き抜いた指の代わりに張り詰めたモノを宛がう。 　それだけで、ナニかを期待した圭吾の先端からにちゃりと滴が溢れて行く。 「ん…ゃあ………は…ゃく…、も、…イれ…てぇ」 　腕が恭司を求めて伸ばされる。 　その手を取り頬に当てるとじんわりとした温もりが体に広がるのを感じ、恭司は求められている嬉しさに浸りながら圭吾のナカへと押し入った。 　ほぅ… 　と、安堵したかの様な深い吐息が圭吾の口から溢れ、ナカの恭司を確認するように締め付けが強まる。 「ん、…ぁ……イ…」 「動くぞ？」 　無駄な確認と知りつつ、そう言って恭司は緩やかにピストン運動を始めた。 　ぐち…ぐち…ぐちゅ…ぅ…… 「ぁ…う…ぅん…っ、あ、あ…」 　部屋に満ちる卑猥な水音が増すにつれ、淫らにうねる腰の動きも激しくなっていく。 　ぐちゅり…ぐちゅ… 　浅く、深く突かれ、圭吾は先端からタラタラと粘る液体を滴ながら、シーツを掴んで仰け反る。 「ひ、ぁ、…ぁん！あ、あ!!」 　ぶるりと体が一際大きくうねり、恭司を離すまいと締め付ける力がピークに達した瞬間、圭吾の口から小さな言葉が零れた。 「────…！」