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 繰り返し扱かれ、敏感になった先端から微かな透明な液だけが僅かに零れる。 「……ひ…っ、………」  ぱくぱくと小さく震える唇が、放してくれ…許してくれと言葉を紡ぎ、力の入らない手足を僅かに動かす。  それを遮る様に恭司の手が動き、ナカに存在する一物で前立腺を刺激する様に腰を使って攻め立てる。痛々しい程に引っ張られたソコの皮が赤く充血して、けれど物欲しげに繰り返し収縮を繰り返して恭司を飲み込む。 「ぁ…あ、あぁん…、や、…ゃぁあっ!」  ぐりぐりとナカを擦り上げられ、圭吾の体が小さく痙攣を繰り返す。 「…ひ…ぅ………」  パンパン…と小気味良い音が耳を打つ。  いつもなら喜びの一環だったそれが、呪いの呪詛の様に圭吾の耳の中を這う。 「やだ…や…」  拒絶の為に上げられた腕が振り払われ、ぱしんっと鋭い音が耳を打った。  頬に痛みがじんわりと広がり、圭吾の視線がくらりと揺れる。 「どうして嫌がるの?好きでしょ?」 「く…っぁ……」  お互い汗だくで、息肩でしないといけない程だった筈なのに、恭司の目だけは冷静にひんやりと圭吾を見下ろす。  胸の先端を赤く染め、汗か唾液に光らせて乱れる恋人を見やる。  赤く上気した頬に潤んだ瞳は、いつもは自身の与える快感によって潤んでいたが、今夜のそれは明らかに苦痛を宿していた。  拒絶をも滲ませたそれを見たくなくて、恭司はもう一度腕を振り上げた。  ぱしんっ 「っ!!」  闇に沈んだ暗い部屋にバシリと音が繰り返し響く。 「っ…、っ!!」  肌の擦れ合う肌と頬を打つ音、それが交互に闇に沈んでいった。

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