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『キャンプ場では止めましょう』
「圭吾、管理の人が何事かと思うよ」
「あっ…く…、だ、…って…」
首を振り、いやいやとするが秋良の指は止まらない。
「やめ…っ……」
「どうして?」
真剣なその表情は心底不思議そうで…
「声…ムリだ…っ、それに……」
圭吾の瞳が眩しそうに細められる。
周りに誰もいないとは言え青空の元、いつ誰が来るとも…ましてや誰が見ているともしれない場所で…
さすがに感じ始め、力なくブルーシートに倒れる圭吾自身もまずいと思っていた。
「良く見える」
「っ!?」
「白い肌が…太陽に光って眩しい……普段見えないところまで、しっかり見える…」
そう言うと秋良は一気に圭吾の服を剥ぎ取り、その両膝を掴んで左右に押し開いた。
絶対…出歯亀いそうですよね……髭面の。
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