『こんなときこそ彼の出番だ!!しゃきーん！』 　憔悴しきった秋良に酒を進める気は起きなかった。 「奥さん、オメデタだってな」 　頷くこともせず、秋良はただ項垂れるばかりで…… 「ケイトのことは？諦めるのか？」 「…ああ、何処に居るかもわからない…」 　どうしようもない…と呟いたその声の苦さに悪友は顔をしかめた。 「そうか…」 「ああ。お前には、迷惑をかけたな」 　そう明るい調子で言うが、表情は絶望のままだ。 　これは……セルフツッコミで没になったシーンです。 　ねぇ(^_^;)奴は仮にも探偵なんだから依頼すれば圭吾の居場所位わかるじゃーーーーん…と。 　対策として、「海外に行ったらしい…そこから先の足取りは…」とかも考えたんですけどねぇ