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第一章・9

「はぁっ、はぁっ、いやっ。いやっ……」 「こんなに感じてるのに?」  瑠衣の身体は、寿士に舐め上げられるたびにびくんと跳ねている。 「はぁっ、あっ、あぁっ」 「だったら、ここはどう?」  軽々と腹這いにさせられ、瑠衣は腰を高く上げる獣の姿勢をとった。  たっぷりとクリームをすくった寿士の手のひらが、真っ白い尻頬をぬるぬると這いまわる。 「はぁ、はぁ、んぁ、あぁ」 「いい眺めだよ」  終いには、クリームで汚れた指を後膣に入れられた。 「そこはっ、ダメぇ! あっ……、あぁあっ!」 「熱くてニュルニュル」 「もう……、いやぁ……」  しばらくそうして寿士が後ろを嬲る間、瑠衣は震えながら大人しくしていた。  快感がぞくぞく昇り上がって来るのを、じっと耐えていた。 「いい感じ。そろそろいこうかな」  硬い先端が、瑠衣の蕾に当たる。 「あッ、だめぇッ!」  クリームで滑らかに包まれた寿士のペニスが、ついに塁を貫いて来た。 「やぁ……っ、いやあぁ!」  どんどん奥まで挿入ってくる、異物。  ついには、最奥まで届いてしまった。 「なんて孔してんの。根元まで挿入ったよ」 「あ、あ、あっ」  ぐりぐりと腰を押しつけられ、瑠衣は切れ切れに喘いだ。

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