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第一章・11

 正常位でずんずん腰を入れて来る寿士に、瑠衣はたまらず声を上げ始めた。 「あぁっ、はぁっ! だめッ、あぁ、はぁッ。いやッ、もう、もう……ッ!」  腹に付くほど反り返った瑠衣のペニスから、とうとう精が吐き出された。 「あぁッ! あぁああ!」  ひくひくと痙攣する瑠衣の腰を掴んだまま、寿士はまだ穿ち続ける。 「あ、あぁ。ひぅ、う。はぁ、はぁ、んあぁ!」  続けて二度目の絶頂に達した瑠衣を、寿士は眩んだ眼で見ていた。 「すごい乱れ方。可愛い顔して、やるね」 「うぅ……、う、うぅ……」  ついに泣き出してしまった瑠衣が、寿士には理解できない。  だが、セックスのスパイスには充分すぎた。 「泣いてる子を犯す、なんて初めてだよ」 「う、ふぅ、う。お願い、早く、終わらせてぇ……っ」 「それは俺の身体に訊いてよ」  ひ、どい。  いくら僕がΩだから、って。  いくら何でも。  その時、寿士の硬い先端が、瑠衣の最奥を突き始めた。 「んあぁあ! ひぁ、あぁ! やっ、いやッ、あぁああ!」 「何だ、まだまだイけるじゃん」  ずちゅッ、ずちゅッ、と激しく突かれ、瑠衣の内壁はうねり、後膣がきゅっと締まった。 「あ、やばい」 「はぁ、あぁああんんーッ!  寿士の精が、勢いよく体内に注がれた。

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