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第三章・6

 もう、どれくらいこうしてるんだろ。  もう、何回イッちゃったんだろ。  何かもう、アタマぼんやりしちゃって。  ただ、ただ気持ち悦くって。 「すごい締まって、気持ち悦いよ。瑠衣」 「ぅ……あ。僕も……気持ち、い、ぁっ、くぅッ」 「あぁ、イきそうだ。今、たっぷり出してやるからな」 「あ、はぁッ! イッてぇぇ……ッ!」 「そら、思いきり中出し!」 「あぁっ! イくッ! あぐぅ、あ! ああっ、あッ!」  一緒に……、イッちゃったぁ……。 「はぁ、はぁ、う、ぅん……」 「じゃ、おやすみ」 「え!?」 「何?」  何、って。  この後、二人でお喋りしたり、体拭き合いっこしたりしないかな!? 普通!  そんな瑠衣の訴えも、寿士は気怠く受け流す。 「俺はスッキリしたし、満足だし。あ、俺の身体、拭いといてよ。もう寝るから」  そして、背を向けてしまった。 「ホント、最低!」

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