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第五章 代理デート

「今夜は、帰らないから」  それだけ言い残して、寿士は出て行ってしまった。 「多分、いや、きっと、陽詩さんとデートだよね」  はぁ、と溜息をついた。  独りで、レトルトの夕食を食べる。 「つまんないな」  そこまで考えて、瑠衣は慌てて改めた。 「いや、清々する! あぁ、寿士さんいなくって、独りでのんびりできる!」  心と体を休めよう、と瑠衣は早くからバスを使った。 「全く、ほとんど毎日とか。あの絶倫男!」  寿士がいてもいなくても、ぷんぷんしている瑠衣だ。  そういえば、始まりはこのバスルームだったっけ。  ケーキ5個分のクリームを塗りたくられ、散々玩具にされたクリスマス・イヴだった。 「ぅん……っ」  身体が、疼く。  唇が、開く。  瑠衣は、手のひらで性器を包み扱き始めた。 「あ、あぁ、っふ。ん、んんッ、ぅんんっ……」  無心で扱きながら、独りで絶頂を目指した。  右手でペニスを嬲りながら、左手の指を蕾に当てる。  つぷ、と内に入れ、浅いところを弄って遊んだ。 「うぁ、はぁ、はぁあッ」  あ、もう。もうすぐ、イきそう! 「んぁ、あ! 寿士、さん……ッ!」  びゅるっ、と勢いよく精が飛んだ。

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