42 / 152
第五章・5
「じゃあさ、瑠衣が頑張れば頑張るほど早く終わるようにしてあげる」
「なにそれ」
「俺の上に、跨れよ。騎乗位で、やろう」
「な……ッ!」
嫌とは言わせない、と寿士は笑う。
「瑠衣は俺の愛人だもんな。パトロンの希望には応えてよ」
「愛人にも人権がある、って言ったじゃない!」
「騎乗位はぁ、受けが攻める数少ない体位だよ? ちゃんと人権守ってるよ」
「うぅ」
屁理屈では、到底かなわない。
しぶしぶながら、瑠衣は寿士のものを咥えてフェラを始めた。
「相変わらず、巧いな」
「んぅ、ふっ。んく、うぅ、ふぅっ」
たちまちのうちに、寿士は硬く勃ち上がった。
そのペニスにローションを塗り、自分の蕾にも潤いを施す。
その間にも、瑠衣は不平をこぼした。
「あんまり、やりたくないんだけどな」
「もう、観念しなよ」
そろそろと、瑠衣は寿士に跨った。
狙いを付けて、腰を落としていった。
ともだちにシェアしよう!