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第六章・3
「あ、はぁ、はぁ。んっ、ぅん。んんぅ……」
寿士は、1月3日まで戻ってこない。
いない方が落ち着く、とは言ったが、1月1日ですでに瑠衣は堪え性を失くしていた。
バスルームで、自分を慰めていた。
「はぁっ、はぁっ、んっ、ふ。んっ、はぅ、んっ」
緩い水圧のシャワーを陰嚢に注ぎながら、右手で肉茎を扱く。
左手で先端を撫でまわしながら、時々割れ目に指を入れる。
「ふっ、うっ。はっ、んん。ん、ふっ……」
あ、いい。
すごく、気持ち、いぃ……。
「だ、めぇッ! あぁ、あ。い、イッちゃう。イくぅう!」
(ひ、寿士、さんんッ!)
「はッ!?」
どろどろと白い体液を零しながら、瑠衣は震えた。
「何でイく時、またあの人が!?」
無神経で、自分勝手で、意地悪なのに!
「あ、でも意地悪プレイできそう……」
瑠衣は、こっそり購入していたアナルビーズを持ち出した。
そろそろと、ひとつ後膣に挿れてみる。
「わ、冷たっ」
がんばって押し込むと、体内に確かな存在感がある。
「も、もう一つ……」
目を閉じて挿れながら、小声でつぶやいてみた。
「んっ、もぅ。寿士さんの、バカぁ……。こんな玩具まで使うなんて、変態ぃ」
途端に、ぞくぞくと背筋に電流が走った。
(す、ごい。寿士さんにされてる、って思うと、効果倍増!)
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