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第十六章・2

「やった、やった! 万歳!」 「んぁんんッ! 寿士、さんンッ、浮かれすぎぃッ!」  勢いづいて腰を穿つ寿士に、瑠衣は悲鳴を上げていた。 「は、はぁ、あ! んぁ、あぁ、あぁああ!」 「出すよ、瑠衣っ♡」 「もう、もう4度目なんだけどぉお!?」 「出るッ!」 「ふぁ、あぁんんッ! ヤぁああ!」  抜かずの4発に、瑠衣は大きく引き攣り背を反った。 「はぁ、あ。瑠衣……」  震える身体を、しっかりと抱いてくれる寿士の腕が温かい。  しばらく二人で抱き合い、甘美な余韻に浸った。  そっと身体を離すと、瑠衣の後膣から寿士の精がとろりと流れ出た。 「あぁ、出し過ぎたかな。さすがに」 「今頃気づくなんて……」  拭いてあげる、と寿士がウェットティッシュを取った時、スマホが鳴った。

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