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俺の愛しの探偵 3
壮吾の中を広げていた指が引き抜かれ、「さあ、入るよ」と間を置かず尋常ではないサイズの、猛る男刀がずぶりと秘口をえぐりながら侵入する。
「アッ!」
懇願していた猛々しい侵入物に、内部の秘肉は喜び、刻を締め上げる。より密着したくて、開脚した足を折り曲げ胸へ引き寄せた。
「あ、あ――っ……」
刻の眉根がぐっと寄せられるが、恍惚とした表情だ。
「凄いよ、君の中。良すぎて、正気を失いそうだ」
ぐりり、と熱い弾頭が内壁を擦りながら進む。奥にたどり着く前に、それはわずかに後退し、壮吾はじれったくてせつなくて、たまらなくなる。
「や、ぁ、挿れて、奥まで……」
「いいのかい本当に、奥まで挿れても」
刻の言葉は耳に入ってくるが、思考が働かない壮吾は何度も頷く。刻と深く交わりたかった。
「じゃあ、いくよ。一番奥までね」
ぐりりり、と奥まで与えられ、壮吾は歓喜で喉を反らせるが、予想を超えたところまで刻の肉棒が切り込んでいく。
「はっ、あ、あ、あっ、んあっ」
最奥のさらに奥まで貫かれ、壮吾は声も出せずに身を震わせる。過ぎる快感に身を委ねるしかない。
「そんな、奥……うぅ、ん」
「僕のサイズは規格外だからね、全て挿れると深すぎるんだ。女性には不評なこの長さも、男の身体には気持ちがいいはずだよ」
規格外に長く深いのがよすぎるのだ。壮吾はただただ喘ぐ。
涙は絶え間なく流れて止まらず、一度射精した壮吾の中心は硬く反り返り、せつなげに震えている。なのに、刻はじっと最奥でとどまり、荒い呼吸を繰り返している。
「や、あ……くずみぃ、もう、や……。た、のむ、から……」
この状態が続いたらおかしくなりそうで、壮吾はよく回らない口で刻に哀願した。
「感度がよすぎるようだね。……淫らで綺麗な君をずっと眺めていたいけど……僕も、もう……」
刻は、開きっぱなしの壮吾の口へ乱暴に舌を入れた。口腔内も愛撫され、壮吾は腕に力が入らなくなり、抱えていた膝をだらんと開いた。と同時に、内部の刻も動き出した。
「んっん、んんっ」
熱い弾頭に、秘肉を擦りながら抜き差しされたら、もうたまらなかった。熟れた粘膜を深々とえぐられ、壮吾の理性を吹き飛ばす。
「ぁあああぁ、あ……ぁあ、くずみぃ……いい、ん、きもち、い……」
額から大粒の汗を流し、はっはっ、と荒い息を吐きだしながら腰を打ち付ける刻の均整のとれた腹筋が、汗でてらてらと光り目の毒だ。
刻も深い官能に乱れているのがわかる。この美しく愛しい男は、自分に、自分の身体に夢中になっている。
「気持ちいいかい、春井くん……君の声がたまらないよ。耳から犯されそうだ……ふふ、犯してるのは僕なのにね」
ぬちゃぬちゃと濡れた粘膜の擦りあう音に、壮吾の耳も犯され、身体中の穴という穴が刻の色香に侵食されていく。
そして意識を保つのがぎりぎりなほどの強烈な愉悦。
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