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そういうふうにできていた5
「ああっあ……」
後ろへの違和感に萎えていた自身を慎也が再び口内へとくわえ込んだ。
「だ、だめぇぇ……」
せき止めるものもなくあっさりと慎也の口の中へ射精してしまった。快感に仰け反って身体が震えた。後ろに差し入れられたら指を締め付けたのが自覚されて羞恥してもそれを緩めることもできない。
最後まで吸い出そうとする慎也の口淫に為すすべもなくてさらに仰け反った。
口を離した慎也が飲み下す音にますます羞恥する。
中の指が再び動き出す。イッたばかりで力の抜けたそこを広げるように指が増やされる。
探るように動かされて、ぐっと押されたそこから電撃が走ったかのように身体が震えた。
「そ、そこ駄目っ、ああっあ……」
抵抗に起き上がろうとして、再び押されて仰け反るようにベッドに上体を戻した。イったばかりの自身は全く間に放ちそうなほどに反り返って腹を打っている。
明るい室内で慎也には隠す所もなく全部を見られている。だけど、電気を消して欲しいと訴える余裕もない。
「ああっ、しんっやさんっ」
何度もそこを刺激されてそこだけではイケない苦しさに、慎也の肩に爪を立てて仰け反った。
「びしゃびしゃだなぁ」
前からの先走りが溢れて股間を濡らしている。深く抜き差ししながら、感じる所をかすめられて、甘い声をこぼし続ける。
「そろそろいいか」
慎也はそう言うと指を抜いて起き上がった。
僕は荒い呼吸を繰り返して、慎也を見上げる。
慎也がさっきと同じ場所からガサガサと小袋を取り出し、口に加えて開封すると中身を取り出した。
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