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そういうふうにできていた14

 振り返ったのは穂高の方だ。部屋から出かけて引き返すと僕の側まで来て、「本当に発情期なんですか?」と再確認された。  発情期特有のフェロモンが一気に消えた。体の熱も一気にさめた。 「確かに発情期だったんだけど……」  自ら濡れて慎也を受け入れたのは確かに発情期だった。それは慎也も認めている。 「抑制剤が効きすぎたということは無いですか?」  穂高が医師に確認するが、「発情期のフェロモンは強烈です。薬で抑えることはできても、起きてしまった後で発情期を止めることはできません」と答えた。  発情期が終わった? 「昨晩発情して、数時間で終わるなんてことはあるんですか?」 「それも分りません。突然変異のΩ特有のものかもしれまんし、初めての発情期でまだ安定していないのかもしれません」 「それでは、次の発情期がいつるかも分らないんですか?」  頷いた医師の答えに穂高は眉間にしわを寄せて慎也を振り返って、「これでは認めることなどできかねます」と告げた。 「まさか誘発剤など使ってませんよね?」  穂高に昨夜送られてきた時に車から降りて、慎也にあった途端に発情した。発情期は迎えていなくても、慎也に反応した。  それは穂高も見ていたし、確認していた。 「そんなもの持ってない」  薬なんて持っていない。  発情期が無いからと言ってそんなものまで使おうという気は無い。 「穂高。凛はそんなものは使ってない。俺が保証する」 「相手はΩですよ」

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