117 / 127

そういうこと、だから3

 首の後ろから熱が身体に広がる  慎也は指先でネクタイの結び目をほどくとシュッと音を立てて抜き取り、起き上がってジャケットを脱ぐとワイシャツのボタンを外した。風呂上がりで寝間着代わりのスウェットの上を下着ごと脱がされる。素肌に触れる慎也の手が熱い。 「うっん。あっ……」  キュッと乳首を摘ままれて身体が跳ねる。両方を摘ままれて仰け反ると慎也が首に顔を埋めるようにして口づける。そのくすぐったさに肩を竦めるが、胸への刺激に身体が震える。首から徐々に胸の方へと移動する唇。摘ままれた先を舌先に舐められると、甘い声がこぼれてしまう。  甘い快感に腰が揺れる。求めて擦るりつける。 「凛」  優しい声音で呼ばれると胸が締め付けられる。呼ばれるたびに体温は上がっていくようだ。胸を弄っていた手がスウェットのズボンの上からもみ込むように触れる。 「もう湿っているぞ」  もう身体の奥から溢れている。気持ちの高ぶりと一緒に身体も変化している。  敏感に快楽を求めて溢れ出してくる。  ゆっくりとズボンと下着を脱がされると、「ビショビショだな」と慎也が言ってその指が円滑に撫でた。それだけの刺激で身体が震えた。入り口を指先が撫でてグプッと音を立てて入っても引きつるような痛みは感じないどころか、快楽だけを感じ取って締め付ける。  慎也の指が動かされると快感に喘ぐ。腰が勝手に揺れてその指の与える快感を追いかけてしまう。  胸に寄せた慎也の頭を抱き寄せてしまう。その手をほどいて顔を上げた慎也は起き上がってまだボタンを外しただけのワイシャツを脱いでその下の白いアンダーシャツも脱いだ。鍛えられた程よい筋肉が現れる。僕に跨がるとズボンのベルトを外し、ズボンの前をくつろげる。引き出された自身は膨張して大きい。

ともだちにシェアしよう!