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あまりの猫宮の妖艶な物言いに、犬飼は緊張で乾いた喉を潤すように唾を飲み込んだ。 「何とか…って、あの…先ぱ、イッ!?」 「…ここ、辛いよね…大丈夫、助けてあげるから」 ズボンを押し上げ主張しているそこを指先でツーと撫でられ、犬飼はギクリとした。 腰にじんわりと広がる快感に声が上擦る。 「ちょちょちょっちょっ!待っ…!」 あまりにも信じられない展開に頭が混乱して上手く言葉が発せない。 上目遣いで頬を染める先輩エロ可愛い!なんてそんなことを思う余裕すらない程パニックになっていたが、身体は与えられた刺激に素直に反応していた。 「ふ、ぅ…っ」 「すごい…軽く触っただけでこんなに…。ズボン苦しいよね」 そう言っている間も容赦なく指先で擽ぐるように触られて、息を詰める。 身体の奥から熱が込み上げてきて、靄がかかったように頭がぼうっとする。 もう何がなんだか正常な判断が出来なくなってきた。 「……っ!」 すると隙を見てズボンと下着をずらされ、痛いぐらいに張り詰めた性器が勢いよく飛び出した。 突然の露出に固まる中、猫宮が感嘆にも似た声を上げた。 「う、わぁ……犬飼君の、おっきぃんだね…」 すぐ間近でまじまじと見られカッと顔が熱くなる。 犬飼の性器は平均よりも大きかった。 お腹につきそうな程反り返った性器は、臍に到達しそうなぐらい長さも太さもご立派で、猫宮がうっとりとした表情で凝視している。 「せ、んぱい…っぁ」 「ヒクヒクして、先っぽからもう透明なの、出てる」 人差し指で溢れる先走りを塗り込むようにくりくりと弄られ、自分の意思とは関係なく腰がビクッと跳ねた。 はーはーとすっかり息が上がり、心臓がドクドクと煩い。 指が増やされ、猫宮の柔らかい手の平で包まれた瞬間高まる射精感に犬飼はかみ殺し切れなかった喘ぎを漏らした。 「っは、あ…!」 腰から背筋まで一気に快楽が登り、我慢が出来なかった。 ビクビクと性器が跳ね、濃い精液が勢いよく飛び出す。 何回かに分けて噴き出したそれは猫宮の手を汚した。 「はぁ…っは、」 犬飼は肩を上下させぶるりと震えた。 今まで自慰では感じたことのない、あまりの気持ち良さに涙が滲む程だった。 射精後もまだじんじんとそこが熱を持っていて、治る気配を見せない。

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