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「っぁあ、ひ…っんああ、まってぇぇ…!」 腕を突っぱねて懇願する猫宮だったが、犬飼の熱い塊が敏感なところを何度も何度も抉るのできちんと言葉にならない。 ばちゅばちゅと遠慮なしに腰を打ち付けられ、奥まで犬飼が侵入してくる感覚にぞわぞわと鳥肌が立つ。 逆らえない程の甘い甘い刺激に蕩けてしまう。 「だ、めぇ…ダメぇえ…っ!変になっちゃ…~~ッツ!」 あっという間にまた気をやって、目の前に星が散った。 なんで、どうしてこんなに気持ちがいいのか。 今までしてきたどんな相手よりも、犬飼とのセックスが一番気持ち良い。 身体が火照って、中が疼いて、もっともっと欲しくて仕方ない。 因みにこれにはちゃんとした理由がある。 猫宮は自身で後ろを慣らしている時にローションを使ったのだが、皆様ご存知の通りこのローション媚薬入りなのだ。 それはもうたっぷりと。 だからいつもより敏感に快感を受け入れているのだが、そんなこと猫宮が知る筈もない。 だからこんなに感じるのはきっと犬飼だからだと猫宮は思い込む。 「……はぁ、ぁ…ふあ…っ」 イッた後の身体を包むふわふわとした幸福感に吐息を漏らし、猫宮はとろんと表情を蕩けさせた。 もう完全に堕ちたようだった。 自ら強請るように腕を犬飼の首に回し、もっと深く繋がることが出来るよう脚を大きく開いた。 「はぁ…っ犬飼くん…お願いぃ、もっとしてぇ…っ」 涙で濡れた瞳で犬飼を見つめ、そのままぎゅうっと抱き寄せる。 甘えるようにすりすりと頭を擦り合わせると、犬飼が発情しきった犬のように呻いた。 そのまま齧り付くように猫宮の口を塞ぐと、舌を絡め合いながら腰の動きを激しくした。 「ーーんんんッ!んちゅ、んうあ、アアッ…!」 「ぷはッ、ぁせんぱい、はぁ…っせんぱい、好きですっ…!」 ビクビクと快感に身体を跳ねさせる猫宮を押さえ込み、犬飼は何度も何度も好きと繰り返した。 「あ、ぐ…っ、先輩、俺もう…ッ」 限界がきたのか、犬飼の動きが鈍くなる。 いくら理性を失くしたと言っても中に出すのはいけないと思ったようだ。 咄嗟に猫宮の中から自身を抜こうとすると、それに気付いた猫宮が両脚を犬飼の腰に巻きつけて阻止した。

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