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「佐藤さん大丈夫ですか…?」
逆上せたように赤い頬、体温の上がった身体、熱い
息を吐きながら呼吸を整える佐藤をゆっくりと抱き起こす。
乱れた佐藤の衣服を直すそんな塩谷の他愛のない動きにも、佐藤はぴくっと身体を反応させていた。
「…っは、はい…」
全然大丈夫ではないだろうが、そう答えることしか出来ない佐藤。
中途半端に愛撫された身体は熱を持ち、昂りが治らず、もっともっとと刺激を求めている。
気を紛らわすにしても目隠しのせいで、余計に身体の熱を意識してしまい、身体の中心がじんじんと疼いた。
「あ…の…、すいません俺、今すごくみっともなくて…」
「そ!そんなことないです!当たり前の反応です!…それに、俺は何も見てませんし…」
ゆっくりとベッドに佐藤を降ろし、塩谷はその場から立ち上がった。
「…ミッションもクリアしたし、もしかしたら出口が出来てるかもしれないのでちょっと見て来ます…佐藤さんは安静にしてて下さい」
「あ…」
目隠しの為視覚では確認出来なかったが、気配で塩谷が自分から離れていくのがわかった。
途切れたぬくもりに心細くて、佐藤は手を伸ばしそうになった。
だが今の自分の身体の反応を気遣い、塩谷がわざと距離を置いたのが理解出来たので、なくなく手を引っ込めた。
「(うぉぉぉ…ッ!鎮まれ俺ぇぇえええ!!)」
塩谷は壁の近くまでくると、己の額をぐりぐりと押し付けた。
塩谷自身も先程の佐藤の痴態にあてられて、元気いっぱいで落ち着く様子がないのだ。
必死に萎えろと念じるが、頭の中は佐藤のあられもない姿でいっぱいで、益々血が下半身に集中してしまう。
「はぁ…」
このままだといけないと思い、部屋の調査に意識を向ける。
何か変わったことが起きていないか、隠し扉などがないか手で触れて確認する。
「ん…?」
すると壁に何か凹みのようなものがあるのに気が付いた。
こんなもの最初はなかったのにと思いながら徐に指を引っ掛けると、そこが蓋のようにパカッと開いた。
「へ…っ?」
そこは収納のようになっていて、中には特濃と表記されたローションとなんとも禍々しい見た目の大人の玩具がぞろぞろと入っていた。
たじろぎ後退する塩谷、なんだか嫌な予感がする。
「ま、まさか…」
その予感は的中し、ふと違和感を感じ見上げた壁にはまたもや新たなミッションが浮かび上がっていた。
【MISSION:対象者凸は道具を使用し、対象者凹を絶頂させて下さい。外1・中1】
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