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塩谷にされたことが相当ショックだったのか、佐藤はベッドの上でうつ伏せに身体を丸めていた。
その頬は涙で濡れており、佐藤の悲しみを表している。
「…っぅ、…は」
こんな惨めな姿を見られたくない、泣いていることを悟られたくないと、強くベッドに顔を押し付け嗚咽を耐えている。
その姿そのものが大いに悲壮感漂わせているのだが、本人は気付いていない。
さらに腰を上げお尻を突き出すように向けられた今の体勢がとても扇情的であること、それに加え、今から塩谷が行おうとしている行為を容易にしてしまう体勢であることも、視界を奪われている佐藤には知る由もない。
塩谷はベッドに乗り上げるとそっと佐藤に手を伸ばした。
そしてズボンの履き口に両手をかけ、佐藤が抵抗する間もなくそのまま下着ごとずらす。
途端に小ぶりで形のいいお尻が露わになった。
「ひ…ッ!?」
突然のことに佐藤は悲鳴を上げた。
下半身の感覚的にズボンをずらされたことを理解し、激しく身を捻り暴れる。
だが塩谷にいとも簡単に押さえ込まれ、結果何も身につけていないお尻がふりふりと犬のコーギーのように揺れているだけとなった。
「ゃ…い、やです…っ!」
震える声で必死に塩谷に懇願する佐藤。
だが塩谷は止まらない。
ここまでしてしまったら今更やめられないと言わんばかりに、大胆に。
塩谷はローションの蓋を指で開けると中身を佐藤のお尻に垂らした。
ぬるりとした冷たい液体の感触に佐藤は腰をビクつかせる。
「…っ、ひぅ、」
たっぷりとローション塗れになったお尻を凝視し塩谷の呼吸はどんどん荒くなった。
部屋の照明に照らされたお尻がローションでぬらついていやらしい。
恐る恐る手の平をそこへ這わすと、大袈裟なぐらいに佐藤の腰が揺れた。
ぬるぬると割れ目から会陰部までを掌全体で何度も撫でる。
「ん…ッ、ふ…ぁ…」
好き勝手に身体を弄られ、佐藤は我慢ならず頭を振り乱し、逃れようと必死だった。
だが体勢的にも、その抵抗は小さなものでしかなかった。
塩谷は手を止め、割れ目の奥にある慎ましやかな尻穴に指で触れた。
指の腹て軽く押し潰すようにすると、不意のことに佐藤がひあ!と甲高い声を上げた。
塩谷は中断することもなく、ふっくらとした縁を指でくるくると撫で擦り、刺激に反応するようにひくつくそこへ指先を食い込ませた。
「あっ…?!」
抗う肉の弾力を感じながらぬるりと第一関節までを容易に飲み込んだ。
これには塩谷も驚きを隠せない。
動揺しながらも、佐藤の耳元で呟くように問い掛けた。
「佐藤さん…もしかして自分でお尻、弄ってますか…?」
吐息ごと耳に吹きかけるようにそう囁くと、佐藤のナカがきゅっと締まった。
その可愛らしい反応にそれが事実なのだと悟って、塩谷は目眩がする程興奮した。
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