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第22話 ※R18

2200 さすがに疲れた様子で紅葉は凪の自宅を訪れていた。 「おー、お疲れ。」 もう秋も本番だというのに凪はタンクトップ1枚という薄着で出迎えた。 「凪くん寒くない?」 「ジム行ってた…。で、お前が急に来るっていうから切り上げて…まだシャワー浴びてないんだ。 もうすぐ風呂出来るけど…一緒に入る?」 「…うん。」 「ホントに?!」 半分冗談で聞いたので紅葉の返答に驚く。 「ジム帰りの凪くんもカッコいい…っ! 急に来てごめんね! 逢いたかったよー。」 汗がつくからと距離をとる凪に構わずハグをする紅葉。 2人は部屋でキスをしながらお風呂が出来るのを待った。 明るい浴室は恥ずかしいという紅葉の要望に答える形で電気は付けずに、前にファンにもらったというアロマランタン持ち込み、バスタブには入浴剤を入れた。 なんも見えない…と残念がる凪は後ろから紅葉を抱えてお湯に浸かる。 「今日はずいぶん可愛い格好してたな? SNSスゲーことになってるけど…!」 「可愛かった? なんか大人の世界だったよ…。 ヒールが高くて足疲れた…っ。 女の子って大変なんだね。」 「どこ? マッサージしてやろーか?」 「ん。」 長い腕を伸ばして紅葉の足を解していく凪。 もともとさらさらだった細い足はエステ効果でさらに滑らかな肌触りになり、凪を喜ばせた。 「凪くんっ!! 気持ちいい、けど…なんか、触り方やらしーよ?」 「あ、バレた? 触ってるとスゲー気持ちいいんだけど…! エステ効果? サイコーだね。」 「んっ、だめっ!!」 紅葉を振り向かせてキスをするとあっという間に熱が溜まる。 「や、の、逆上せる…っ」 そう紅葉に言われ、慌てて切り上げて浴室を出た。 部屋着を着て、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し紅葉に飲ませる。 ソファーに座らせて後ろからドライヤーで髪を乾かしてやって、再び足をマッサージする。 至れり尽くせりな状況に紅葉はありがとうとお礼を言って微笑んだ。 凪は床に膝立ちになり、少し眠そうな紅葉に顔を寄せるとゆっくりとキスをした。 紅葉の腕が首に回ったのを合図に凪は覆い被さるようにキスを深めていった。 「眠いの?」 「うん…。」 「寝る?」 「大丈夫。 …もっとさわってって言ったら困る?」 「それは…困るねー。 せっかく自粛してたのに…。」 「じしゅく…?」 「我慢してるってこと。 昨日の今日で身体目的とか思われたくないし。」 「思ってないよ?」 「…なら精一杯頑張らせてもらおうかなぁ(笑)」 2人で笑い合い、唇を合わせた。 「んっ……!! あ、待っ…!!」 素肌に手を入れると微かに声がもれたが、凪はそのまま続けた。 キスをしながら服の上から紅葉に触れると先程の余韻もあり、十分に反応していたので強弱をつけて刺激する。 「あっ、ダメダメっ!!」 「んー? ダメ?」 「ん。 もーヤバいからっ!!」 「かわいーよ。 気持ち良くなってるとこ見せて?」 甘い声で囁いて涙目の紅葉に宥めて腰をあげさせる。 下着と服を一気に脱がせてそのままゆっくり直に握り混む。すぐに可愛い声といやらしい水音が聞こえた。 「ね、それダ、メだからっ!! あっ!! やぁっ!」 「まだほとんど何もしてないんたけど… あ、やったことないから巧いか分からないけど…してみていい?」 何が?と問う前に紅葉のモノに口付けてそのまま口内へ迎い入れる。 「っ!! やぁ、あぁっ!! あ、ダメーっ!!」 予想外で想像以上の快感に見悶える紅葉。 凪の頭を離そうとしているのか、押さえ込んでいるのか分からないくらいの乱れ様だった。 「あっ、凪く、ダメ! 無理…!もぉ、…出ちゃうっから、!!」 「ん。」 しばらく舌で舐め上げて、チュッとキツめに先端を吸うようにしてやるとそのまま達する紅葉。 さすがに不味かったのか、凪は眉をひそめてローテーブルに置いてあったティッシュに吐き出す。 「紅葉? 大丈夫? …イヤだった?」 息が乱れつつも放心状態の紅葉に声をかけるとうるうるした目で顔を覆いながらも首を振った。 「まさかしてくれると思わなくて…その、すごい気持ち良かった…!! けど、良すぎるからダメだと思うよ…。」 「そ? なら良かった。 イク時めっちゃ可愛かったし…。」 「恥ずかし…っ!!」 部屋着の上だけ着た状態の紅葉は裾を伸ばして下を隠す。可愛すぎると呟きながら隣に座る凪。 すると… 「ね、僕もしていい?」 「えっ?何? まさか口ですんの?」 「したいな…。 ダメ? キライ?」 そんな可愛いこと言われてダメと言える男がいたら100回殴りたいと凪は思った。 「わりと好き。でも無理しなくていーよ?」 するっ!と、元気に告げた紅葉は凪と体勢を入れ替えて床に座った。 足の間から顔を覗かせる紅葉を上から見下ろす形の凪は妙な背徳感を感じながら、そろそろと部屋着を下げる様子を直視出来ずにいた。 「えっと…、触るね?」 恐る恐る下着の上から触れてくる紅葉の細い指… 普段はバイオリンやベースを繊細に奏でるキレイな手が自分に触れている。 「わわっ、凪くんの…っ?!」 「何? 無理なら手でもいーよ?」 「ん、おっきいね?」 そう言うと頬を赤らめて、ゆっくりと凪のモノに触る紅葉。 しばらくすると目線を合わせてから下着に手をかける。 「ちょっ、あんまりマジマジ見られたら恥ずかしーんだけど?(苦笑)」 「あ、ごめんね!」 んっと大きく口を開けて口に含む。 狭くて温かな口内に一瞬動揺する凪だったが、この先をどうしたら良いのか分からないという表情の紅葉をみてふっと口元がゆるむ。 「視覚的にヤバいんだけどっ…!! 全部咥えなくていいから、下から舐めて? 歯立てないでね? そう…、時々先んところキスするみたいに… …いい感じ。 口ん中、入んないとこ手使って? ん。上手。キモチーよ? 」 歯を当てないよう慎重に奉仕する紅葉を誉める凪。拙い愛撫はイクには足りないが、一生懸命な姿に心が満たされる。 凪はしばらく絶景を楽しむ。 「夢中になってんの可愛いな。 おいで?」 「ん。もういーの? ごめんね、あんまり良くなかった?」 シュンとする紅葉を手を引いて抱き上げるとおでこにキスをする。 「違うって。十分良かった。ありがとな。 せっかくなら2人で気持ちよくなろうか?」 そう言って紅葉を抱き寄せる凪。 でも紅葉は不安そうで… 「どーした?足ツラい?」 「ううん…。」 「何? 何かイヤ? 電気消す? ってかベッドいく?」 凪が手を止めて聞くとそういえば明るい…っ!と今更気付いた様子の紅葉。 それから遠慮がちに凪に謝罪する。 「あの、ごめんなさい…。 僕…まだちょっと怖い。」 「あぁ、うん。 いーよ? 分かってるから。」 「え、いーの? 怒らない?」 「なんで怒るの? こんな頑張ってくれてんのに? ゆっくりでいいって。 それにセックスって挿入だけじゃないから。」 「そーなの?」 「…そうなんです。 だから2人で気持ちいーことしよう…?」 そう言って優しくキスをした凪は紅葉を安心させるように「好き」という言葉を繰り返した。 全部脱がせて、膝上に紅葉を跨がらせる。 キスしながら2人のを合わせると一緒に快感を追う。 紅葉にも握らせて、良い場所を確めるように動かすと視覚的に堪らなかったようで「サイコー」と呟いて追い込みにかかった。 紅葉は良すぎてもう喘ぐしか出来ていなかったが、2人はほぼ同時に達して、紅葉はそのまま気を失うように眠りについた。 「ヤバいな…。 もう…これはハマる…!」 凪は呟き、紅葉と自分の後始末をすると服を着せてベッドに運び共に眠りについたのだった。

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