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第40話※R18
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「あ、もう年明けてる…。
初SEXが姫始めって…なんか縁起良さそうだな?」
「姫…? 何…?」
「ん? まぁ、いーから。
そろそろ動くよ?
大丈夫。最初は浅いとこな?」
「ん。
あっ、ん、…やっ、凪くん、そこ…っ
なんか変…っ!」
指で感じていた前立腺の辺りを重点的に攻めると蕩けたような表情を見せる紅葉。
「気持ちいい?」
「ん、あっ、うん…いい、かも…?」
紅葉の先走りを指に絡めながら、前も触って、凪は指では届かない奥の場所まで長いストロークを始める。
「やぁっ…ん!」
「っ、ヤバっ…!」
キツイ締め付けの心地好さに負けないようゆっくりと動き、奥だけを攻めたり、また浅いところへ変えたり、初めての紅葉を気遣いながらも夢中になっていく凪。
「も、無理ぃ。
イきたい、…ん、凪くん!
もぉイかせてっ?」
「ん。
ちょっと掴まってて?」
後ろだけではイけない紅葉に限界を訴えられた凪は紅葉の前を大きな手で包み込み、好きなところを指で擦りながら自身もラストスパートに追い上げていく。
「ん、やっ、あ、それ待って!
あっ、…んんっ、あ、ダメっ!
やぁっ、ね、待って、あっ!」
もう全然喋れていない紅葉にキスを落としてから、ガツガツと腰を打ち込む。
凪の背中とタトゥーの入った左腕に力を込めたまま、紅葉は達する。
イッた反動で中を締め付けられた凪も少し遅れて紅葉の中で達した。
2人で息を整えながら顔を合わせて、どちらからともなく深く口付ける。
ゴム越しだが、凪の温かい精を感じた紅葉は感無量で凪を離そうとしない。
「ちょっ…、紅葉。
分かったから…、一回抜いていい?
ゴム外れる…!」
「…んっ!! 」
抜かれる感覚にまた震える紅葉。
手早くゴムを始末した凪は、ベッドに戻り紅葉を傷付けたりしていないか確認した。
「や、何?
恥ずかしいよ。」
「大丈夫?
痛かったりしてないか?」
「ん。多分…。
凪くん…っ!」
腕を伸ばして凪を呼んだ紅葉は上に重なる彼をきつく抱き締めた。
甘える紅葉に笑いながら髪や頬にもキスをおくる。
「どーした?」
「…凪くんは大丈夫だった?
男の身体抱いても気持ち悪くない?」
「ない。むしろサイコーに良かった。」
「良かった…。」
ホッとした紅葉は隣に寝転ぶ凪に遠慮がちに視線をおくる。
「何…?紅葉?どーした?」
涙目の紅葉に困惑して焦る凪。
「凪くん。
お願いが、ある…んだけど…」
「何?
なんか欲しいもんでもあった?
水?」
「あ、それはあとで…。」
紅葉に限ってないだろうが、今なら相当高価な物でも、手に入りにくい物でも何でも買い与えてしまいそうだなと凪は心の中で呟いた。
「あのね…。
僕…もう無理かも…。」
「はっ?
何??
もうヤりたくないってこと?」
男同士だが、問題なく出来たし、相性も良く感じていた凪は、紅葉は違ったのかと驚く。
「えっ?!
違うよっ!
あの…、こんなのしちゃったら…もう…凪くんとずっと離れたくない。
あとね、こーいうの…するの…、ね。
これからは僕とだけにして欲しい…。
できればずっと…他の人とはしないで?」
紅葉のお願いに驚く凪。
真剣なその表情からは涙が溢れていて、お願いと震える声に凪はゆっくりと正面から抱き止める。
「分かった。
分かったから…もう泣くな。
恋人同士のSEXが特別って理解した?」
「うん…。
凪くん…女の子にモテるし…いつかそっちに行っちゃうのかなって思ってたけど…やだっ!」
「バカだな…。
愛してるって言ってんのにそんなこと考えてんじゃねーよ。
ほら、泣いた分も水分とって!
ったく、紅葉がアホなこと考えなくなるまで抱くから。」
「ん? えっ?!」
「俺ずっと我慢してたんだからな?
お前めちゃくちゃ煽ってくるし…本当大変だった。
もう休憩いい?2回戦いこっか。」
ビックリして涙が止まった紅葉はペットボトルの水を口移しで飲まされたあと再びベッドに組み敷かれたのだった。
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