57 / 144

第57話※R18

2/15 315 「ふわぁー。温かい、気持ちいいねー。」 湯船で凪の胸に背中を預けながらそう呟く紅葉はゆっくりと目を閉じた。 「ちょっ、また寝ないでね?」 「はぁい。 凪くんは疲れてない?大丈夫?」 「途中交代したから平気。 LIVE後でアドレナリン出てるからガッツいたらごめんね?」 「そんな凪くんも男らしくて大好き。」 後ろを振り向いて凪にそう告げた紅葉は彼の首に腕を回してキスをせがんだ。 お風呂で少し戯れて、いつものように支度をして寝室へ。 ベッドに上がった紅葉をそのままうつ伏せにして早速少し大きめの部屋着を脱がせていく凪。 滑らかな素肌を楽しみ、項や背中、くびれのキレイな腰にもキスを落とす。 腰を上げさせて下も脱がせて、湯船で温めておいたローションを取り出し後ろを慣らしていく。先程お風呂でも準備したのですぐに凪の長い指を飲み込んでいく。 紅葉の切な気な可愛い声に気分の上がった凪は恋人を仰向けにさせて深く口付け舌を絡めた。 「なー、もう挿れてもいい?」 「ん、いいよ…。でもゆっくりしてね? あと、もっとチューしたい。」 「ん。分かった。 あ…紅葉、ゴム取って?」 「どこー?」 「そこの引出し…、違う、右。」 「…こんなとこに隠してたのー?」 くすりと笑った紅葉がベッドサイドのテーブルから1つ取って手渡すと、「いろんな種類買っといたから試そうー」と話ながらマナーアップした凪はローションを傾けた。 ここ最近は多忙でバニラセックスが主だった2人…。 久しぶりの挿入なので、傷付けないように慎重に奥を目指す。 「んっ、ぁっ! っ!」 「きっつい…っ!」 「やぁ…あっ! おっきくしないで?」 「…不可抗力なんですけど…? 痛くない? ちょっと力抜いて?」 おでこにキスをして手を繋ぎ、紅葉を落ち着かせる。 紅葉は凪の呼吸に合わせて力を抜くと、凪は自身を奥まで埋めて息を吐いた。 「平気?」 「んっ。キモチー…。 ずっとこのままでいたい…。」 「…ずっとはキツイかも…。 動いてもいい?(笑)」 キスをしてぎゅっと抱き締めてから動き出せばあっという間にエアコンがいらないくらい暑くなった。 「凪くん! あ、そこ好きっ!」 「ん? ここ?」 「あっ! やっ、ぁっ」 「かっわいー。もう最高!」 こちらの成長も著しい恋人に夢中になりながら凪は紅葉の髪をかき抱きながら唇を合わせた。 8:15 雪掻きを手伝えという大家に叩き起こされて玄関に出た2人…。 凍てつく寒さで目は覚めるが、ついさっきまで抱き合っていたため身体は寝たいと全身が訴えている。 無茶はしてないつもりだが、それなりの回数抱いたので紅葉は腰が痛いだろう…。 「しゃきっとせいっ!」とじいさんにお尻を叩かれて文字通り飛び上がっていた。 さすがに可哀想なので紅葉には軽作業を回して、凪は大きなスコップを手にする。 放置しておいてもそのうち溶けてしまうだろうが、路面凍結で大家のじいさんとおっちょこちょいの紅葉が転けて怪我でもしたら大変なので黙々と手を動かす。 大方終わったところで紅葉を見れば、隅っこに小さな雪だるまを作り上げていた。 何故だかちょっと不細工で笑える。 「可愛いでしょ? 写真撮ろう~!」 作った本人は満足な出来らしく、ニコニコ笑って雪だるまと凪、自分で並んだ写真を撮っていた。 9:45 冷えたのでお風呂で身体を温めて、スープを飲んでからようやく眠りにつく。 「やっぱりベッドは大きいのに買い替えるかな…」 「何で?」 「毎日2人で寝るには狭くない?」 「くっついて寝れるからこれがいいよ。」 紅葉の可愛い返事に顔を緩ませながらこれからの同棲生活を楽しみにする凪だった。

ともだちにシェアしよう!