142 / 144
第141話※R18
夜…
「ん…っ。ふ…、気持ちいー?」
「うん…、最高っ」
凪に奉仕する紅葉は口いっぱいに頬張り、唾液を絡めながら一生懸命愛撫していく。
「は…っ、ヤっバい…。
紅葉、どっちに欲しいの?」
「んんっ…!」
「分かんねぇって…(苦笑)
口でいい?」
紅葉と目を合わせると小さく頷いたので、凪はそのまま身を任せた。
上手に喉や手も使って凪を追い上げて、先端を吸い、出された白濁を飲み込む紅葉…。
口の端から零れたものも舌で舐めとる徹底振りに凪は苦笑しながらもご機嫌だ。
「俺の、口でしてて興奮したの?」
勃ち上がった紅葉の前に気付いた凪は、例のルームワンピースの裾を捲り下着の中に手を入れた。
「あ…っ!だめ…っ!
んっ、んぁっ!」
「この服持ってきてたんだ?
こうして見るとエロカワイイな…」
「やっ、ァッ…!
イ、くっ…!」
相変わらず早めの紅葉にをベッドに座ったまま抱き締めると右手は前へ、少し腰を上げさせて、左手は後ろに回して両側から攻めていく。
「あ…!イッーっ!」
ベタベタになった下着を脱がして、脚を愛撫しながらキスを重ねる。
食い付き気味にキスに夢中になる紅葉が可愛くて凪は上機嫌だ。
「何?
乗ってくれるの?
今日は積極的だね?」
「うん…っ。
凪くんが大好き過ぎて、喜んでもらいたの。
でも、自分で挿れるのがちょっと怖いから手伝って?」
「もちろん、いーよ。」
微笑んで紅葉にキスを落とすと、ローションを足して紅葉の腰を支え、ゆっくりと挿入を助ける凪。
「あっ!あっ、や、深い…っ!」
「痛い?」
「んーんっ! きもち、い…っ!ぁんっ!
いく、アっ…っ!」
「え、待てって…(苦笑)」
まだ何もしてないと、紅葉の腰に腕を回して支えながらリズミカルに上下させたり、自らも下から突き上げていく凪。
紅葉の喘ぎは高まる一方で、膝を立てたり微妙に体位を変えるとその度に後ろが締まり凪を楽しませた。
「も、ダメ…っ!
凪くん…っ、ぁっ、ん…!」
「ん。いーよ。」
紅葉を抱き寄せて身体を密着させると繋がったまま、体位を変えて凪が上になり紅葉の足を抱えると膝にキスを落としてから中を攻め立てた。
「んーっ!」
紅葉が後ろだけで達すると凪も恋人の腹部に熱をかけた。
「エっロい光景…!
前もイっとく?」
凪が紅葉の隣に横になるとイタズラに手を伸ばす。
「あ、も、いーよ…っ!
ん、んぁっ!や、いくっ!」
「スゲー可愛い…好き。」
キスで唇を塞いで紅葉をイカせて、更に指で前と後ろを攻め立てる凪…
「や、もう出な…っ!
あ、やっ、や…っ!んん、はっぁっ、アーっ!」
「イって?」
「ーっ!!」
凪が耳元で囁くと足を突っ張りながら紅葉が背中を反らせた。
出されたのは白濁ではなくて透明なサラサラとした体液で驚く紅葉…
「な、に?」
粗相をしてしまったのかと焦る紅葉に凪は頬にキスを送りながら
「これ、潮じゃね?俺も初めてだけど…」と、教えた。
「しお…?
それって変?
あ、や…身体…力入らない…。」
起き上がれない紅葉に手を貸して後ろから抱き締める。
「変じゃねーよ。
スゲー感じてくれたってこと。
可愛くて最高だった。
しつこくしてごめんな?」
「びっくりした…。
ん、好き…。」
「俺も好き。」
こうしていつも通り、ラブラブな日常も戻ったのだった。
ともだちにシェアしよう!