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みたらし団子も好きになったようです④
背中から回された手が、乱れたシャツの中に入って、胸の上でさっきの続きが始まった。
無理矢理大きく足を開かされて『やだ』と逃げようとすると、皇は少し強めに乳首を摘んだ。
「やっ……すめら、ぎっ、はっ……」
「逃げるでない」
皇の指先が、シャツの中で、コリコリと乳首の先端を擦った。
「んあっ、あっ、はぁっ……」
皇の肩に頭を預けると、オレが逃げないように腹を抱えていた腕が、下半身に伸びていった。
オレの制服のベルトを片手で器用に外した皇は、ズボンのホックも外してファスナーを下げた。
背中に、皇の硬いペニスが、当たってる。
夏休み最後の日、ものすごく久しぶりにした夜伽は、息をするのもやっとなくらい、何度も何度も……イかされた。
皇の硬いペニスで、四日前のその息苦しいほどの夜伽を思い出して、ビクビクとお尻の穴が痙攣した。
オレの下着の中に手を入れた皇は、キュッと陰茎を握り込んだ。
大きくてあったかい皇の手は、自分が思うようには動いてくれないのに、自分で触った時より、驚くほど気持ちいいのは、何でなんだろう。
下着から引きずり出されたペニスが、皇の手で扱かれてる。
皇の体に背中を預けて、寝そべるような体勢の今、乳首を擦られながら、ペニスを扱かれている自分の姿が丸見えだ。
何度かペニスを扱かれたあと、亀頭のくびれを擦られて、小さく呻いて目を閉じた。
大きく開かれた足が恥ずかしくて抵抗していたのに、気持ち良さに、どうでも良くなる。
皇の両腕を掴みながら、どんどん浮いていく腰を、小さく揺らした。
「す、めら、ぎ……制服、あっ、はっ……汚れ、んっ、はぁ、汚れ、る」
「そなたの着替えはある。案ずるな」
着替えの有る無しじゃなくて!
着替えならオレだって、あのジャージにお着替え事件の翌日に、とおみさんに持たされてロッカーに入れてある。
着替えが有るか無いかじゃなくて!
昼休みに着替えをするって行為が、もうすでにものすごくおかしいんだってば!
「ちがっ、あっ!そうじゃ、んっあ、そうじゃ、なっ、あ、ダメ!ダメだって、ば、あっ!」
皇の腕をさらに強く握っても、皇はちっとも動きを止めてくれない。
「余を拒むでない」
耳にかかる息が熱い。
耳を噛まれて、背中が震えた。
「せ、ふくっ、や、だっあ、はっ、あ……っく、ふっ、ん……」
駄目だ。もう、抵抗出来ない。
皇の手は、オレの訴えなんか気にせず、容赦なくペニスを擦り上げていった。
「はぁっ、あ……皇ぃっ」
イ、く……。
足先にギュッと力が入って、皇の肩の上で、頭を仰け反らせた。
「ひっ、あっ!……は、あ……」
イ、く……。
「あっ、はぁっ、あ……んんっ、皇っ」
もう……イく。
「雨花」
耳を舐められながらペニスを強めに扱かれて、体が大きく震えた。
ドクンっと、体の奥からペニスを駆け抜けていった快感が、いつまでも体を小刻みに震わせ続けた。
背中からギュウっと抱きしめられたあと、クルリと体を回されて、息苦しくハアハアと呼吸を繰り返す口を、キスで塞がれた。
……死んじゃう。
皇の胸を押して、キスから逃れた。
まだキッチリ制服を着ている皇の胸に頭を預けて、ハアハアと求めるままに呼吸を繰り返すと、皇はオレのズボンと下着を脱がせた。
抗議する前に、また足を開かされた。
皇の上で下半身を晒して、足を開かされた体勢のオレは、ガラスで出来たここの天井から覗かれたら、さぞかし間抜けな格好だろう。
そう思うのに、疲れきって抵抗せずにいると、皇はオレのベストを脱がせて、シャツのボタンを外した。
目の前にある皇のシャツのボタンを見ていると、皇は『外せ』と言いながら、ほんの少し胸を上げた。
皇のシャツのボタンをプチプチと外していると、オレのお腹の下で、皇が自分のベルトを外した。
ズボンは脱がずに、下着からペニスを取り出した皇は、オレの両脇を持って、体を少し上にずらした。
皇を跨ぐような体勢になると、ボタンを外されたオレのシャツが、皇の顔の前でヒラヒラと揺れた。
皇は、ほんの少し開いた唇で、オレの乳首を包んだ。
「ふぁっ……」
浮かせた腰を皇に押さえ込まれた。
いつの間に『準備』をしていたのか、オレの中に入ってきた皇の指は、ヌルヌルと滑って、すんなりオレの奥まで進んでいった。
「ああっ!」
皇の肩口におでこをつけると、皇はあいている手で、オレの手をギュッと握った。
「痛むか?」
痛くは……ない。
皇の肩口で首を横に振ると、皇は『ん』と返事をして、いつものようにしつこいくらい指でグチグチと穴を広げたあと、容赦なくオレの中に、ペニスを埋めた。
結局……シたあとお風呂を有効活用して、五時間目だけじゃなく、午後の授業は全滅だったっていう。……あう。
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