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♯3〝チロシナーゼ欠乏症〟5
チロシナーゼとは、体内にある酵素の一種である。
メラニン細胞の中で働き、メラニンを作るもととなる。
「チロシナーゼ欠乏症」の患者は、チロシナーゼ遺伝子変異を起こしている。チロシナーゼの酵素活性がほとんど行われないため、メラニンがほとんど作られない。
メラニンは、シミになる元として美容の敵のように言われることもあるが、皮膚細胞のバリア機能を持つ、大事なものだ。
メラニンがあまり作られないから、肌や髪、眼球の色素が薄くなる。
真雪の白い肌、銀色の髪、赤色の瞳も。
皮膚、髪、眼球のメラニン含有量が少なく、色素が薄くなってしまった証である。
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