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♯6 スケルツォ〝転調〟12

「まったく、しょうがないな…」  こぼれんばかりの笑顔で、真雪はコックリングを取り、ぱんぱんになった肉棒を優しく握ってあげる。  それだけで、桜也の体がびくんとのけ反った。 「あっ、あああん、いい、きもち、いいぃ…! いく、いっちゃう…!」  桜也は腰をつき上げるようにして、ようやく溜まった欲望を開放した。   「はぁっ、あ…、いっぱい出るっ、止まんないよぉ、まゆき…!」   ぶしゅっ、ぶしゅっ、ぶしゅっ…。  間欠泉のように、何度も噴出される蜜しぶき。顔や胸、お腹…、桜也の体のあちこちを白く彩っていく。  時間をかけて全てを出し尽くしてから、桜也は全身を投げ出して脱力した。 「はあっ、はぁっ……、はぁ、ん…」  だらしなくとろけた顔。  熱を孕み、ピンク色になった肌。  そして、体液でどろどろになったカラダ。  なんて美しいんだと、真雪は熱いため息をついた。

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