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♯8 プレスト〝折檻〟3
「真雪…、おまえ、まさか…あの部屋に閉じ込めてたのは、おれを過労死させないためだった、ってのか…?」
桜也は目を見開く。思いもよらなかった監禁の理由に、動揺したように視線を彷徨わせる。
「真雪、その…、ごめ、ん…」
「許さない」
冷たく言い放ち、桜也の着ている上着やシャツを乱暴に剥ぎ取った。ウエストがゴムになったズボンも、薄いナイロン生地のパンツも脱がせ、地面に叩きつける。
こんな安物の服ばかり買い与えたということは、あのマネージャ―、桜也をその程度の存在にしか思ってなかったってことだ。真雪の憤りはさらに増す。
桜也はあっという間に裸にひん剥かれ、なすすべなく草むらに横たわる。
寒いのか怖いのか、その肌には鳥肌がたっていた。
「おしおきだよ、桜也」
真雪はズボンのポケットから太いひもを取り出し、桜也のカリ首のところにぐるりと巻き、ぎゅっと結んで圧迫した。
「この前、コックリングしたの覚えてる? あれの代わり」
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