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♯8 プレスト〝折檻〟8
「ふぁ、あ…、ま、ゆきぃ…、ごめ、んっ…っはぁん…、もうしない、からぁ…、取って、これ取って…、イカせて、…ああん、やらしいミルク、…あ、っあ…、いっぱい出したぃ…、ねえ、もうゆるして、ゆるして…」
桜也の頭の中には、この灼熱の快楽地獄から逃れることしかない。
快楽に屈服し、涙とよだれでぐちゃぐちゃになった顔。
熱が溜まってあでやかに艶めく肌。
かすれた官能的な喘ぎ声。
懐中電灯で照らす男たちの声が、だんだんと低くなっていく。
「…やば、なんだあいつ。えっろ…。つっこんでガシガシ堀りまくりてえ…」
「ほんとに男かよ、あれ…。AV女優よりそそるんだけど」
「やべえ、オレ、勃ちすぎて痛え…」
口々に勝手なことを言うヤンキーたちを、真雪はぎっと睨みつけた。
やはり、桜也をあの部屋から出すべきじゃなかったんだ。
優しくて美しい桜也は、これほどまでに人を惹きつける。
その証拠に、桜也を狙う狼たちがこんなにたくさんいるじゃないか。
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