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♯12〝子犬のワルツ〟10

「ああもう、分かってないなあ、桜也…」 「ひあ…っ、熱い…!」    ぐいっと奥につっこんだだけで、欲望の証を吐き出してしまった。自分の節操のなさに苦笑しながら、上半身を起こし、桜也を抱きしめる。やわらかくなった自分のものが抜けないように押し込みながら、真雪は言った。 「さっきまで、僕がどれだけ我慢してたと思ってるの。桜也ってば、子犬みたいにかわいく鳴きながら、雄犬みたいにがつがつ腰をふって、とろけそうな顔してて…。でも僕がイッちゃったら、桜也を中途半端な状態にしちゃうと思って我慢してたのに、もう…」 「も、ういいから、それ以上は言うな…っ、…あっ、また大きく…っ」  そりゃあ、こんなにかわいい桜也を抱きしめてたら、勃起しちゃうに決まってるでしょ。そう言ってから、桜也の乳首に舌を這わせた

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