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第22話

すると蓮は僕を抱き上げ、テーブルへ身体を押し倒す。 「ちょっと、蓮。此処じゃ…」 そう言い掛けた言葉を、奪うような口付けがかき消す。 「あれだけ煽っておいて、場所とか選べるかよ!」 って呟くと、僕の身体中に紅い所有の証を刻む。太腿に食い付かれ、食むように舌を這わせる。 「あ……っ、蓮。……ダメ」 髪の毛を掴んで小さく呟くと、真ん中で主張する僕自身を口の中へと含んだ。 『じゅっ』っと吸われて腰が跳ねる。 そのまま舌を這わされ、口に含まれて刺激を与えられる。 「蓮っ!…ダメ…っ!」 必死に顔を離そうと頭を掴むと、強く吸われて身体を丸めるように蓮の頭を抱き締めた。 『じゅぶ、じゅぶ』 と水音を立てて吸われ、身体が小刻みに震える。 「お願い…、もぅ…止めてぇ……」 切れ切れの呼吸で懇願すると、蓮が僕を咥えたまま視線を上げる。 そしてわざと見えるように手で押さえて、舌を這わせて視覚でも僕を追い上げる。 そして先端に舌を這わせ、蜜を溢す穴へ舌を差し込んだ。 「いっ……やあ……!!」 叫んだ声と同時に僕自身を口に含んで、激しく頭を上下させてる。 「ダメダメダメ!……っ蓮、ダメぇ…っ!!」 必死に叫んで蓮の髪の毛を掴むと、蓮の口の中へと吐精した。 一気に身体の力が抜けて、蓮に身体を支えられる。 ゆっくりと視線を上げると、蓮の喉が上下して、僕の吐き出したモノを嚥下した。 「ハル…気持ち良かった?」 そう言われて、僕の頭にキスを落とす。 「ば…バカ!何、飲んでるんだよ!」 慌てる僕に、蓮は唇にキスしてから 「ハルのモノは、全て美味しい」 と、冷静に言われて真っ赤になる。 「お…美味しいわけないだろうが!信じられない!」 そう叫ぶ僕に、蓮はそっと抱き締めて 「ハルは全て美味しいよ」 と囁く。 そして僕を抱き上げると 「此処だと背中が痛いよね」 って言って、蓮の部屋へと連れて行く。 そして蓮のベッドへと下ろすと、ゆっくりと身体を重ねて頬に触れる。 「ハル……」 愛しそうに目を細めて、蓮が僕を見下ろす。 僕は蓮のこの瞳に魅せられてしまう。 ゆっくり唇が重なり、舌が差し込まれる。 蓮の首に手を回し、蓮の舌を受け入れてお互いを貪るように求め合う。 蓮が僕の腰に枕を差し込み、身体を二つに折り曲げる。 そして普段は人目に触れられる事の無い場所へヌルリと潤滑剤を塗りつけた。 そして指を差し込み、ゆっくりと抜き差しを繰り返す。 僕は恥ずかしさで、両手で顔を隠して必死に耐えていると、蓮の手が僕の手を引き剥がして唇にキスを落とす。 「ハル…俺だけの、ハル…」 そう囁いて、再び抜き差しを繰り返した。 指が3本になると、蓮が上半身を脱ぎ捨ててズボンの前を寛げた。 そしていきり勃つ蓮の灼熱の楔を、僕の後孔に押し当てて 「久しぶりだから…きっつ……」 と、蓮が吐き出すように呟いて腰を進める。 「あっ……んっ……ぅ……」 小さく呻くと、蓮の腰が僕の尻に当たる。

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