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第8章:高校生活の終わり 8-1 二学期も終わり
冬の寒さを体で感じる日が続く中、二学期も終わりを告げた。
いつもの帰り道。
「二学期もあっという間に終わったね。勉強は、順調に進んでる?」
「なんとかね、、響君は、どんな感じ?確か、トランペットの実技があるんだよね?」
「最近になって、琴父さんが、指導するようになってね、」
「それなら大丈夫だね!」
「そうでもないよ、、、これが、けっこう、大変で、、」
響君は、嫌そうな顔をしている。
「響君でも大変なんだぁ、、、」
「まぁ、ね、、」
「けど、お互い頑張ろうよ!」
「そうだね!」
どこからか、クリスマスソングが聞こえてくる。
「そういえば、もうすぐ、クリスマスかー」
「早いねークリスマスは、藤澤君と過ごすの?」
「そうしたいけど、、試験も近いしね、」
「初めてのクリスマスなんだし、一緒に過ごしなよ!」
響君は、ニコリと笑った。
「そうだよねぇ、」
「まだ、何も決まってないの?」
「うん、、」
「誘ってみなよ!きっと喜ぶよ!」
「うん、そうしてみる!」
試験まであと少し、、、
けど、せっかくのクリスマス。やっぱり藤澤君と過ごしたい。
少しだけなら、サンタさんも歓迎してくれるよね。
思い切ってリンクで藤澤君に誘ってみた。
二学期終わっちゃったね(お疲れポニー)
だな(お疲れチーター)
クリスマスなんだけど、、空いている(可愛い疑問ポニー)
空いているよ(OKポニー)
どこか行かない(可愛い疑問ポニー)
勉強、大丈夫なのか(心配チーター)
せっかくだから、一緒に過ごしたいなって(ウルウルポニー)
俺は、全然OKだよ(嬉しがるチーター)
待ち合わせをいつもの場所にして夕方から会うことにした。
前に行った公園が、イルミネーションをしているので、そこに行く予定だ。
はやく、クリスマス来ないかな、、、
けど、その前に勉強頑張らないと!!
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