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第4話

 だいぶ時間が経った気がする。俺達はすっかり体が熱くなっていた。  シロに手本を見せながら、同じように体に触れさせるのを繰り返した。そうこうするうちにはシロの服も脱がせたが、ちゃんと人の形をしててよかった。ここまでくればもう俺もそんなに怖くない。安心して部屋を薄暗くすると、雰囲気も良くなったし、興奮も高まってきた。 「シロ、あのさ……さっきしようとしてたこと、やってみてくれない……?」  そう言うと、シロは「はい」と素直に頷いて、ノロノロ俺の股間へと移動していく。今度はすっかり元気になってしまった俺のモノを、そろりと口に入れたのも怖くなかった。というか。  というか、ちょ、まっ、根本までそんな躊躇いなく、ちょ、ちょ!  俺はお願いしておいて焦った。俺のブツはデカくてプロでも嫌がるアレだ。なのにシロときたら根本までしっかり呑み込んでる。そんなんじゃ喉の奥まで、と思った時、とんでもない気持ち良さが亀頭を襲った。  いやマジ。マジこれ、喉、やべ、いや、ちょ、シロ、シロさん、ちょ。  もしかしたら口に出していたかもしれない。いや、これまずいってホント。上手く言えねえんだけど、いやほんと、やばい!  シロの口の中は熱くて、喉奥まで呑み込んでるのか俺のモノ全体を包み込んでる。それだけでもたまらないのに、舌が弱い所をヌルッと舐めるし、喉が亀頭を撫でるようで、これはホントにヤバい、マジで。腰が動きそうになるのをぐっと堪える。突き上げたいが、喉を突くなんてかわいそう過ぎた。ダメだダメだって言いながら、布団のシーツを掴んで耐える。  さっきまで純真無垢だったのはなんだったのか、シロはゆっくりと自分で頭を動かし始めた。つまりは、俺のアレがシロに扱き上げられている。吸うようにされたり、また先端を舐められたりしたらもう無理だ!   その時悟った。俺は遅漏なんじゃない、今までの女の子達が、デカすぎてどうにもできなかったんだ。なんも知らんクセに、なんでこんなにフェラのテクだけあんだよ、ヘビだからか?! ヘビってフェラ上手いの? 呑み込んでるイメージしかないんだけど。ああ何もかももうどうでもいいぐらい気持ちいい。助けてくれ。  シロの頭を引っ掴んで、無茶苦茶に腰を振りたい衝動をどうにか堪えるのが精一杯だ。すげえ気持ちいい。たぶんみっともなく喘いでたと思う。少しして、せりあがってくるモノを感じて、俺は大慌てで「シロッ」と名前を呼んだ。 「シロっ、は、離して! 頼む!」  肩を掴んで引き剥がさせる。シロは、はあ、と大きく呼吸してから、不思議そうに俺と、先程まで咥えていたモノを見ている。ああよかった、口に出すところだった。間に合った。 「は、……っ、シロ、あの、あの、口はもう、大丈夫、だから……」 「……ああ……」  シロはそれで察したように、頷いた。 「わかりました」  何をわかったんだか、シロは俺の上に跨がる。えっ、と唖然としている間に、シロは自分の尻に、俺のアレを当てがおうとしている。 「ちょ、ちょい待て! シロ、慣らさないと、」  いきなり挿れようとしているから、慌てた。ヘビの血塗れセックスを思い出して、俺は血なんて見たら萎んじまうと思った。ところがシロは「もうしました」とか意味わからないこと言う。 「もうした?!」 「はい、どちらでもいいように、準備を」  俺んちの風呂場で、勝手に?! ていうか準備ってどんだけすごかったの、コレが入るんだぞ、コレが。俺は色々言いたかったが、問答無用でシロが俺のを受け入れる体勢に入ってしまったもんだから、慌ててその体を支える手伝いをする。 「……っ」 「う、うわ、うわあ……っ」  最も弱い先端から、シロの胎内に呑み込まれていく感覚が凄くて、俺は今すぐ出しそうになるのを耐えるので精一杯だった。見上げると、美人のシロが長い髪を垂らして、俺を受け入れようと眉を寄せている。ほらみろ、やっぱり辛いんじゃないか、と止めようと思ったけど、シロがジワジワと腰を下ろしてくるもんだから、その刺激で俺もいっぱいいっぱいだ。  何か塗ってるのか、ヌルヌルとそこは意外なことに順調に俺を受け入れてくれる。こんなに順調なの初めてだ。大体痛がられて終わるのに。シロは苦しげに「あ、」とか「う、」とか声は漏らすけど、止めるでもなくどんどん俺を受け入れていってしまう。  マジでどんだけ慣らしたらこんなことになるわけ。処女ですよね? 俺は動揺しながらも、俺を呑み込んでいくその接合部の、あまりのエロさに釘付けになっていて、もうどうしようもなかった。 「……っ、はあ、……ぁ……」  やがて、なんとシロは俺の全てを呑み込んでしまった。苦しげに呼吸をしているから、その体を撫でてやりながら、俺の頭はショートしていた。  全部入った。全部だよ? あの、巨根が。この華奢な白い体に、全部。想像して、ヒェと声が漏れた。そして、次第に襲ってきた感覚にも。  全体を包み込むシロのナカは熱くて、うねっている。俺を気持ちよくさせようとしているのか、シロは少しすると腰を動かし始めた。それがまた、目の中に星が飛びそうなほど気持ちがいい。絞られ、包まれて、小刻みに腰を揺らされるだけでたまらないんだ。  思うさま突いたら、どれほど気持ちいいか。そう考えてしまった時、俺は野生に戻ってしまった。 「……っ、ア!」  シロの体を掴んで引き寄せ、そのまま何とかしてゴロンと体勢を入れ替えた。悲鳴のような声を上げたシロの脚を引っ掴んで広げさせ、覆い被さると夢中でシロを蹂躙した。  もう何もわからなかった。とにかく頭の中が、気持ちいいでいっぱいだ。獣のように荒い息を吐き出しながら、シロ、と名を呼び、腰を打ち付ける。  たぶん。たぶんそれは、交尾そのものだった。

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