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第七話・三会目。(十四)
自分の反応に戸惑ってしまう。けれども仕方のないことかもしれない。
間宮はそれだけ手慣れている……。
大瑠璃は羞恥に頬を染め、わずかに首を振る。
すると快楽の涙が頬を伝い、滑り落ちた。
「君は本当に美しい……」
「んぅ……っ」
いつもなら、無理矢理男根を突っ込まれて最奥に欲望を注がれるだけ――。それで終わる行為なのに、彼は他のお客とは違う。
大瑠璃が流した蜜を骨張った指が纏うと、後孔を慣らすように、ゆっくりと沈めていく。
そうして第一関節まで入ると、彼の長い指が肉壁を掻き回した。
「……んっ、あっ」
前立腺を刺激され、いっそう強く内壁を擦られれば、淫猥な水音が生まれる。
「あ、やっ、なんで……っぁっ」
こんなこと、お客にはされたことがない。
さっき果てたばかりの一物がまた熱を持ちじめていた。先端からはふたたび蜜が溢れ、濡れていく……。
「大瑠璃……」
「っう……」
耳元で大瑠璃の名を呼ぶその声は熱を孕んでいる。
下腹部を見下ろせば、自分よりも大きく膨らみ、固くなった一物がある。
彼の楔が自分を貫くのだと思うと少し怖いと思うものの、けれどそれだけではない。
骨張った指を咥える肉壁が、ひくひくと開閉している。中を強く掻き乱してほしいと熱を持つ。
この太くたくましい間宮が欲しい。大瑠璃の目に欲望の炎が宿る。
「輝晃さま……」
大瑠璃が両手を伸ばし、間宮を求めると、彼は苦笑を漏らした。
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