7 / 11

第7話:頑張ったな

俺はまどろみと、温かい日差しで目が覚めた。そこは俺の見知った部屋・・・。 自分の部屋だった。 「・・・?」 フリーズした頭で少し思い出す。確か・・・あいつに凌辱されて・・・その後音がして・・・ 誰かに助けられて・・・と考えていると、自分の部屋の扉が開いた。そこには 白「お、おはよ。『探偵』」 といい、笑う三木白がいた。ああ。助かった。と同時に、あの温もりはきっとこいつだったのかという安堵か、涙がこぼれる。 白「!!?た、探偵!!?ど、何処か痛むのか!!?泣くようなことされたのか!!?  やっぱKろすべきだったな」 とか言っているので、笑いつつ、 「いや・・・ちょっと安心しただけだから・・・」 というと、ほっと安心した顔をしつつ、 白「・・・怖い思いしたろ?・・・色々あって、迎え、遅くなってごめんな・・・」 「・・・なぁ・・・父親・・・いや、あいつはどうなった?」 白「警察に捕まったよ。色々やらかしが明るみに出てきっと今頃無所の中だろうよ。」 「・・・よく捕まらなかったな・・・」 白「ちょっと取引をね・・・まぁ骨が折れたわ・・・」 何を取引したのかは知らないが・・・まぁ、こいつに協力するぐらいだ。 何かしらしたのだろう・・・。 白「色々あったろうし、また休んでろよ。俺が色々やっておくからさ」 と笑い、部屋を後にした。俺はそれを見計らい、ベットに沈んだ。 (・・・本当はあいつに入れられて・・・上書きしてほしかった・・・) でも白は疲れている自分を労わってか手は出してこなかった。 (・・・今までだってずっと我慢していたって言っていたし・・・) 俺はあいつの期待に応えられているんだろうか。 そうネガティブな考えばかり浮かんで、なんだか自分らしくなくて。 (・・・こんな思い・・・初めてだ・・・) そう思いながら俺はもう一度休むため、ふっと目を閉じた。 続く

ともだちにシェアしよう!