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第7話:頑張ったな
俺はまどろみと、温かい日差しで目が覚めた。そこは俺の見知った部屋・・・。
自分の部屋だった。
「・・・?」
フリーズした頭で少し思い出す。確か・・・あいつに凌辱されて・・・その後音がして・・・
誰かに助けられて・・・と考えていると、自分の部屋の扉が開いた。そこには
白「お、おはよ。『探偵』」
といい、笑う三木白がいた。ああ。助かった。と同時に、あの温もりはきっとこいつだったのかという安堵か、涙がこぼれる。
白「!!?た、探偵!!?ど、何処か痛むのか!!?泣くようなことされたのか!!?
やっぱKろすべきだったな」
とか言っているので、笑いつつ、
「いや・・・ちょっと安心しただけだから・・・」
というと、ほっと安心した顔をしつつ、
白「・・・怖い思いしたろ?・・・色々あって、迎え、遅くなってごめんな・・・」
「・・・なぁ・・・父親・・・いや、あいつはどうなった?」
白「警察に捕まったよ。色々やらかしが明るみに出てきっと今頃無所の中だろうよ。」
「・・・よく捕まらなかったな・・・」
白「ちょっと取引をね・・・まぁ骨が折れたわ・・・」
何を取引したのかは知らないが・・・まぁ、こいつに協力するぐらいだ。
何かしらしたのだろう・・・。
白「色々あったろうし、また休んでろよ。俺が色々やっておくからさ」
と笑い、部屋を後にした。俺はそれを見計らい、ベットに沈んだ。
(・・・本当はあいつに入れられて・・・上書きしてほしかった・・・)
でも白は疲れている自分を労わってか手は出してこなかった。
(・・・今までだってずっと我慢していたって言っていたし・・・)
俺はあいつの期待に応えられているんだろうか。
そうネガティブな考えばかり浮かんで、なんだか自分らしくなくて。
(・・・こんな思い・・・初めてだ・・・)
そう思いながら俺はもう一度休むため、ふっと目を閉じた。
続く
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