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「だから、最初からペットとして飼えばいいんだって思ったんだ。和真にその条件と素質があるのは昔から分かってたから。まあ少し時間はかかったけど、結果オーライってことで」  同等な人間だと考えるから綻びる。ならば最初から、きちんと躾けて服従させてしまえばいい。 「和真はきっと俺たちとの生活が気に入る」 「そうだね」  今度は薫の方から顔を近づけて来たからそれに応え、握っていた和真のペニスを何度も上下に激しく扱いた。 「ぐっ…んっ! うぐぅ……ふぅ…ん!」 「凄い締め付け……指が気持ちいい」  口を離した薫の微笑に頷きながら、「そろそろ限界かな?」と呟き和真の口から指を引き抜く。と、「いく…いく……」と、(うわ)(ごと)のように繰り返しながら涙を流す。 「和真、どうして欲しいか言ってみな」  そんな和真の喉元を撫で、囁く薫の姿を見ながら、奈津は今までに感じたことがないくらいの高揚感に包まれていた。それは、薫にとっても同じ事で。 「いきたい……いかせてぇっ」 「イかせて下さい……だろ?」 「あぅっ! ……かせて、イかせて…くださっ……」  言葉遣いを正す為、尖りを引いてからギュッと抓ねると、痛みに身体を震わせながらも喘ぐように言葉を紡ぐ。 「どうやって?」  正反対の優しい声音で奈津が耳元に囁くと、赤く色づいた目尻からまた涙が頬を伝い落ちた。 「とって……ほしい」 「どこの、なにを?」 「……早く言えよ」 「あっ…きひっ!」  焦れた薫が先を急かし、同時に奈津がペニスを叩く。すると、身体がビクビク痙攣してからアナルがキュウっと収縮した。 「…ん……ちん…こ、しばってるの…取ってくださ…い」 「へえ、佐藤さんも〝ちんこ〟なんて言うんだ」 「や…あっ…おねがっ…します」  あられもなく懇願しながら無意識に腰を上下に動かし、ねだる姿に煽られながら、馬鹿にしたようにそう囁くと白い肌が薄紅に染まる。 「いいよ、そんなにお願いするなら取ってやる。でも、その前に……俺たちのペットになるって約束しろ」  言いながら、前立腺を掠めるようにその周辺を指の腹で押すと、もどかしそうに身体を捩り「なるっ…なる、なるからぁっ!」と、訳も分かっていないだろうに掠れた声で和真は叫んだ。

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