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「真面目な奴ほど堕ちるのが早いな」
「うん。でも、多分一度冷静になったら、また抵抗されるだろうね」
(なに…を?)
二人の会話の意味が分からず、考えようとした途端、アナルをメリメリ広げるように薫のペニスが入ってきた。
「んっ! ぐぅっ!」
指と比 にならないその大きさに、喉を大きく反らせると、その口内を奈津のペニスがみっしりと埋めていく。
「やっぱ最高に具合がいい。後で奈津も試してみろよ」
「ああ、こっちも狭くて気持ちいいよ」
「んぐっ…んんっ!」
(くるし……苦しい)
苦しみにえずきもがくけれども、全てを拘束された和真に逃れる術などひとつもなかった。
「いっぱい突いてやるから、好きなだけイけよ」
「うぅっ……うぐぅ!」
「嬉しい?」
髪を捕まれて顔を固定され、アナルと喉を同時に穿たれた。
「んぐっ! ん、んうっ!」
(あぁっ! きもち…いい……)
涙で顔はぐちゃぐちゃになり鼻で懸命に呼吸をしながらも、快楽を覚えた細い身体が苦悶を愉悦に転換するのにそう時間はかからない。
「これから……俺たちで飼ってやるよ」
「ちゃんと言うことを聞けたら、可愛がってあげます」
(飼う? 俺を?)
「んっ…んぅ……うぅっ!」
彼らの言葉を頭の中で和真が反芻 した刹那、ひときわ大きな快楽に飲まれ、和真はようやく今日初めての絶頂を迎え射精した。
(きもちいいっ…もっと……)
それをきっかけに身体が更に深い快楽を追い求め……まるで箍が外れたみたいに和真は腰を振り続ける。
「もうオネダリか? 淫乱な犬だな」
「駄目だなぁ、自分からこんなに腰を振って……これじゃ雄犬だ。雌犬らしくなるように、躾が必要だね」
「んうっ…んぐっ! んぅ――!」
身体の上で繰り広げられる物騒な会話の中身も、殆ど理解はできないが……今は二人から与えられる悦楽だけしか感じたくなくて和真は心の目を閉じた。
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