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『あら、随分とひ弱そうじゃない』
店内は薄暗く、バーというよりキャバクラのような内装だった。ボックス席へと案内され、言われるが侭に腰を下ろせば、後孔を蝕むエネマグラが前立腺を緩く押す。
『あっ、くぅっ』
『ほら、一人で気持ち悦くなってないで、ママに挨拶しろ』
『できるよな』
『こ、こんばんは』
どうにか声を絞り出せば、〝ママ〟と呼ぶにはどう見ても、屈強そうな大柄な男が『アンタどうしたの? 顔が真っ赤よ? 大丈夫?』と、心配そうに尋ねてくる。
『ああ、和真はまだ調教中なんだ』
『調教中?』
『うん、俺達のペット。なかなか強情なんだけど、最近ようやく懐いてきたんだ。ね、和真』
『あっ……やめっ!』
にこやかに話した奈津の指がコートの襟へとかかり、抵抗する暇も無いまま前が大きく開かれた。
突然の出来事に、驚愕のあまり声も出ない。
『これは……凄いわね。アンタこんなガリガリなのに、この二人のペットになるなんて、大したドエムだわ。これ、もしかして本物?』
『ええ、家に来て2ヶ月の記念日に俺達が贈ったものです。和真、脚、開いて、ママによく見せて差し上げろ』
『うっ……うぅっ』
薫の声に操られ、和真は脚を大きく開く。拘束具のリング部分から反り立ったペニスの先、尿道口へ埋め込まれるようにルビーが光を放っていた。
『なに、これ……ブジーになってるんじゃないの?』
『やっ、あっ、触……なっ!』
指先で石をノックされ、和真は腰を引こうとするが、許さないとばかりに薫が胸のリングを引き上げた。
『いっ……あうぅっ!』
『飼ってるって、どこから連れてきたのよ。まさか、未成年じゃないわよね』
訝 しげにこちらを見下ろすママと呼ばれる男に対し、もしかしたらチャンスなのではないかと和真は考える。
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