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潜入(6)

「んっ」 少し痩せた平べったい身体をナルジの節くれた手が滑っていく。 久し振りの行為に、ガルーダの身体の奥が疼き始めた。 隣に霙様がいるのに こんな一大事の時なのに 年を重ねたこの身体を夫はまだ愛してくれるのだろうか? 次々と浮かぶ複雑な思いは、ナルジの熱い視線とキスと愛撫の前に、瞬く間に打ち消されていった。 愛されている 愛している 強い絆は更に強く結ばれていく。 数え切れないくらいに愛し合い馴染んだ肌が、同じ体温になっていく。 握り締めた拳をそっと解かれて、ナルジの背中に回すように誘導され、更に身体が密着した。 宣言通り口を塞がれ、くぐもる声は吐息と共に漏れ出してくる。 奥へ進む楔の大きさと熱さに、胸を震わせひたすらに動きを合わせ、共に高みへと登っていくのだ。 息苦しくなって首を振ると、口の端に少し隙間を開けてくれた。 で感じるように躾けられ、二人の息子に与えた乳首をしつこいくらいに嬲られる。 ガルーダの雄芯からは、とぷりとぷりと愛液が溢れ出し、ナルジの身体に挟まれて粘った音を立てていた。 ひたすらに愛おしい男に『愛している』と囁かれ、心も身体も愛されて、この先何があっても迷うことなく進んでいける力が、ガルーダに再び湧いてきた。 更に足を開かれ、猛った楔が奥へ奥へと埋め込まれ、ガルーダは奥に達したのを感じた。 「動くぞ。」 ナルジは耳元で告げると、ゆっくりと抽挿を開始した。 やがてそれは激しいものに変わり、ガルーダは声を上げそうになる度に口を塞がれ、何度も何度も穿たれ…… 「くっ」 「うっ」 それぞれに白濁の液を散らし、見つめ合いながら荒ぐ息を整えようとする。 ナルジは、ガルーダの大きく上下する胸に吸い付き、恐らくは暫くその存在を鮮やかに示す赤い印を残していく。 ガルーダは言葉を発することもできず、ナルジのすることをぼんやり眺めていた。 そして、いつの間にかあらゆる負の感情が全て上書きされ気力が満たされたのを感じたが、次第に落ちていく瞼を開けることができず、ゆっくりと目を閉じた。

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