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タロウはよく分からないなりに、考えて勉強して きたんだな、と思ったら勝手に顔がニヤケて しまう。 準備ってこういうことだったのかも…。 「俺はねぇ、コレがいいかな! 摩擦が少なくて痛くないんだ」 「そうなんだ…?じゃぁコレね」 そう言って他の箱は袋にしまう。 「……じゃぁ、スル?」 「は、はい」 俺はテレビを消して、ベッドの上に散らかしていた ゴミやペットボトルを片付けた。 「電気は?どうする?」 「消して!」 俺は足元のライトだけ残して部屋の電気を消した。 薄暗くなった部屋のベッドの上に タロウが正座で座る。 それを見てまた吹き出しそうになった。 自分からは手を出してきそうもないな、と思い 俺から近づいて、膝で立ち、上からタロウに 口づけた。 「キス…好きでしょ?」 タロウは応えず、ゴクリと喉を鳴らして 潤んだ目で俺を見上げた。 「晃太…もっと…」 ガウンの両脇をギュッっと握って 小さな声でねだる。 もう一度唇を重ねて、舌を差し込むと タロウが俺の腰をグッと抱き寄せた。 口を開き必死で俺の舌を追う。 あっという間に息が上がって、タロウの手が もどかしそうにガウンの隙間に割り込んで 俺の背中をまさぐった。 俺はタロウのガウンの腰紐を手探りでほどいて 自ら脱がせた。タロウもそれを真似るように俺の ガウンを荒々しく脱がして、 肌と肌を擦り合わせるようにして、抱き合うと タロウが熱いため息を漏らした。 「晃太…あったかい」 「タロウもあったかい」 吸い付くような肌の感覚が気持ちいい。 タロウに押し倒されて、仰向けになると いきなり俺の中心を握って まだ柔らかいソレをゆっくり扱く。 ー 急だな…まぁいいけど。 真面目な顔で懸命に俺を勃たせようとしているのを 見たら、いじらしくて、ますますエッチな気持ちが 遠退いてしまう。 でも勃たなかったらタロウは悲しむだろうか…。 俺は目を閉じて、タロウの手の感覚だけに集中した。 ゴツゴツした手の平の感触も悪くない。 緩急つけた動きも…。 少しずつ固くなっていく俺の中心とともに タロウの荒い息づかいが聞こえてくる。 目を開けて見ると、俺の下半身を愛しそうに 見つめて、今にも口に含みそうだ。 その光景がガツンと脳を刺激して 下半身が重くなる。

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