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ほんのり熱のこもったソコは、思った通り なんの主張もしていなかった。 俺が意地悪く笑うと、千里があわてて俺の上から 逃げる。 「俺もそうだよ。 小学校のガキの頃から知ってるのに 今さら千里とこんなことしても エッチな気分になんてならない」 俺は起き上がって千里の肩をポンポン叩いた。 千里はうつむいたまま黙っていた。 薄暗くて分からなかったけど、 きっと真っ赤になっていたと思う。 「…ごめん」 「魔が差したっていうか…勢いっていうか…? 分かるよ。そういう事ってあるよな! だから、そんなに気にするなよ。 俺も忘れるからさ」 千里がうつむいたまま黙っているから いたたまれなくなった俺は立ち上がろうと ベッドから降りた。 「帰るの?」 千里が慌てて俺の手を捕まえて ベッドに引き戻される。 「…う…うん」 「…ウソだ…あのマンションに戻る気だろ?」 「千里…」 「俺……おまえの事…好きだと思う」 「…は?」 「この気持ちが何なのかずっと分からなくて ずっと考えてた。 1番最初に晃太がきったないオッサンと ホテルに入ったの見ちゃった時…。 1日眠れなかった。 晃太があんなオッサンに何させたのか想像したら 頭おかしくなりそうで… なのに同時に俺…何考えてたと思う?」 ー こ、こわ… 「……あんなオッサンとできるなら 俺とだってできるだろうって… そんな事思って、おまえに近づいたんだ」 千里が着ていたシャツを勢いよく脱いだ。 「お、おい! 落ち着けって」 「晃太も脱いで」 俺の来ていたTシャツにも手をかける 「……勃つよ…俺 おまえの夢見て夢せ…」 「もう、やめろって!」 俺は千里の口を思わず手で塞いだ。 大胆な告白にこっちが恥ずかしくなって つきあってられない。 千里は俺の胸にタックルするように 抱きついてベッドに倒れた。 「アイツのとこなんて行かせない… ここに居て、晃太…」 千里が俺のベルトに手をかける。 真面目で爽やかでお坊っちゃまで… 人に言えない秘密なんて無さそうな、幼なじみの 突然の告白にめまいがした。 千里が俺のデニムの短パンを 中途半端に引き下げて、下着の上から中心を 握る。 俺は唇を噛んで目を閉じた。

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