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11. 2
お風呂でも洗面所でも発情期の獣みたいに
ガツガツやった。
2回出したらお互い少し落ち着いた。
「そろそろゆっくりヤろうよ」
お互い裸のまま、タロウに抱えられてベッドに行き
どちらからともなく、さっきまでの余裕のない
セックスを笑った。
「うん、俺も思ってた」
じっくり舌を絡ませてキスをして、タロウの唇が
俺の体の敏感なところに吸い付いて舌先でなぞる。
耳の裏から首筋。
みぞおち、脇。
甘く噛まれると
腰がビクビク反応して
タロウの腿に俺の中心をすり付けた。
「ん! ぁ…ぁ…」
胸の先を手と口で攻められて声が漏れた。
舌でペロペロ犬のように舐められて、
下半身がじんじんした。
「たろー…噛んで」
俺の言葉に素直に従って、タロウが
強く優しく尖端だけを甘く噛む。
「あっ…っ!」
ビリビリ身体中に快感が走って
思わずタロウにしがみついた。
そのまま今度は痛いくらい吸われて
チュパッと音をたてて離れた。
「っつ!んん~~」
タロウが手で弄りながらじっと
俺の胸を見ている。
「ちょ…そんなにまじまじ見ないで…」
「ここ、ちゅーってすると真っ赤になるの」
ー でしょうね…
「先っちょが腫れて真っ赤な感じがエロい」
「やめて、解説しないで。恥ずかしい」
両手で顔を覆った。
「ふふ…もっと恥ずかしがって」
反対側もちゅーっと吸われて
ダラダラ先走りが漏れるのが分かった。
タロウのキスは、どんどん下に降りていき
わき腹や腰まで舌を這わせる。
片手で俺を握って、片手で後ろの割れ目をなぞった。
「あっ…ん…ぁぁ… はぁは…」
初めての時とは全然違う。
いつもどこかを攻められて、休む間もなく
与えられる快感に、細かく体が震えるほど。
身体を知り尽くされるとはこの事だ。
今はイクもイカないもタロウ次第で
完全に翻弄されてる。
タロウは俺の中心をがっちり咥えこんで
頭を揺らしている。
タロウとエッチしてて気づいたけど
タロウは口でするのが好きだ。
毎回のようにフェラをしたがって、飲みたがる。
そのフェラも初めての時とは比べ物にならないほど
上手くなっていた。
俺は激しい快感に腰を反らせて喘いだ。
あぁ…また出ちゃう…。
そう思った時に、タロウの動きが止まった。
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