「晃太出そう？」 俺がウンウン頷くと、満足げに笑う。 イク寸前まで煽られたまま、タロウは 俺の体をひっくり返した。 「晃太、膝たてて」 「…ぇ？」 尻を上げて、ハイハイの状態にされ そっと後ろの割れ目をなぞられると 羞恥心で腰を引いてしまう。 「晃太、ダメ。ちゃんとお尻上げて」 「タロウ…恥ずかしいから 挿れるなら早くしてっ」 「興奮するからそんな事言わないで」 タロウがローションに手を伸ばしたから 次はぬるぬるの指が挿ってくるのだろうと 体が勝手に反応して、後ろがキュンと疼いた。 割れ目に湿った感覚がして、ふと頭を上げた。 指とは違う感覚。 後孔を這っていたのは、タロウの舌だった。 「……やっ！」 あまりの恥ずかしさに体を反転させて逃げた。 そんな俺をタロウがキョトンとした顔で見下ろす。 「晃太…何でもしていいって言った…」 「…ぅ」 「全部付き合うって…」 「分かったよ！」 俺はやけくそになって、もう一度タロウに尻を向けて 顔を枕に埋めた。 「晃太の…全部見せて」 ゆっくり指先で、腿から尻の頬をくすぐるように 撫でられて、勝手に体がビクビク反応した。 後孔の回りを湿った舌でなぞられると もどかしさで変になりそうだ。 俺はぎゅっと枕を握りしめて絶えた。 タロウの手が胸に伸びて先を弄りながら ついに舌が孔を攻める。 「…ん ぁん…」 気持ちの良さに体の力が抜けそうになった。 舌の先を中まで突っ込もうと、グリグリ回すように 舐められて、頭の芯がとけていく。 「ぁん … ふっ はっはぁ」 タロウは指を入れて孔を広げて、またそこに 舌を突っ込む。 「欲しがってるみたいに動いてる…」 「ぅ…っも、もう…ヤダ…」 恥ずかしいのと気持ちいいのとで 俺は何が何だか分からなくなって、ついに腰を 落として、涙ながらに訴えた。 「もうやめて、たろぅ…」 涙を浮かべる俺に、驚いたタロウが目を丸くした。 「っごめん！晃太っ」 潰れた俺を包み込むように タロウが慌てて抱きしめた。