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「タロウ…そんな事言うのズルい」 「はい?」 「そんな従順でかわいい事言っちゃって… 結局タロウから離れられなくなっちゃうじゃん …罠なの?」 「…ははは、罠かもね」 俺はタロウの体をぎゅっと抱きなおした。 「…何でもいいや」 「いいんだ?」 「タロウの所に居る時が一番ホッとする 自分のままでいられる だから我儘だってわかってても 離したくないんだ ごめんね……タロウ」 タロウは俺の背中をポンポン叩いて、しばらく 何も言わなかった。 「…どっちが罠だよ」 タロウが俺の尻をムニっとつまんだ。 「!…痛っ」 「晃太…一緒にいよ」 タロウが俺の頬にキスして笑った。 「…うん」 お返しに俺からもキスをした。 「このまま こうして眠りたいなぁ …帰りたくない…」 「今度お泊まりする?どっか遠くに。 たまにはいいんじゃない?」 「うん、それもいいけど…。 そうじゃなくて…早く卒業したいってこと。 そしたら家を出るから、一緒に暮らそうよ」 「こうたっ…」 タロウのタロウが元気になってきて、 俺の腹に当たっている。 俺が思わずフフと笑うと、タロウが照れたように 少し腰を引いた。 「いいよ逃げなくて… おしゃべり おしまいね…」 タロウの耳たぶを咥えて、そっと吸うようにして 引っ張った。 それだけでタロウがため息をつくように 体を震わせる。 「タロウ…大好き…」 俺の言葉にタロウは応えなかった。 かわりに俺の尻を両手で握るようにして抱え あお向けになった自分の上に抱いて 俺の尻をグニグニ乱暴に撫でまわして 息もできないようなキスをした。 苦しさから逃れようとしている間に ならすこともしないで、いきなりタロウのモノが 突き立てられて、さすがに痛くてヒッと声が出た。 「た、たろ、、待ってっ…あっ!」 俺の声も気にせずガンガン腰を振って 下から突き上げられる。 「…ぁ…ぁ…っ」 タロウの蕩けたような目と、だらしなく開いた口を 見て揺れていると、痛みしかなかった動きに 少しずつ違った感覚が混じり出す。 ー 乱暴なのも…イイ… のけぞるように背を反らして、タロウを 受け入れる。 AV女優のように、ウソみたいな あえぎ声を 止めようともしないで、途中から自分でも 誘うように腰を振った。 その後も、俺たちは何度も何度も肌を重ね 陽が昇る前に、重い体を引きずるようにして 帰宅した。

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