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18. 7

「……っつ」 「抵抗しないの?晃太 気持ちいいんだ?ホラ固くなってきた…」 前も握られて、下半身が重く熱くなっていく。 「…今度は一緒に気持ちよくなれるね」 千里が俺の下半身を弄びながら いやらしく笑う。 「……ぁ、…んん」 最近タロウとしかヤってなかったし クセの違う千里の動きにゾクゾクしてしまう。 強気な発言とは真逆な、まだ慣れてない千里の指。 どう動けば正解か探しながら、俺の中で動く。 ポイントにたどり着いた時に大袈裟に反応して 見せれば、嬉しそうにソコばかり攻めてきて。 「ここ悦いの?」 「………ウン…」 「なんか…あたる……」 「あんまり弄られたら出ちゃう…」 指を抜いて、ゴムをつけると もう一度ジェルを出して、自分にも丁寧に 塗り、俺の足を抱えた。 「…いい?」 俺が頷くと、満足そうに笑ってから 千里が侵入してきた。 「…ああっ…全然違うっ」 千里が顔を歪めて熱い息を吐きながら言った。 俺が首に手を回すと、俺の首筋に唇を 押し付けて苦しそうにあえぐ。 「すぐ出ちゃいそう」 言いながら自嘲したように笑っている。 「…いいよ。好きな時に出せよ」 「エロい事言うなっ」 「どっちが……はやく動けっ」 俺が腰を振ると、千里が一瞬何か言おうと 口を開いたけど、結局、何も言わず、ゆっくり 抽挿を始めた。 「 ぁ、 ぁ… んっ」 俺が千里の肩に爪を立てると 千里はどんどんスピードをあげて 二人の熱い吐息が部屋を満たす。 俺の中の千里も質量を増していく。 「ダメ…もう…ちょっと、ゆっくりっ」 「……ム、リッ」 腰が浮くほど抱えあげられ がむしゃらに打ち付けられて声も出ない。 俺が先に吐精して、白い液が腹から胸に 流れていく。 「……イクッ」 それからすぐに千里も達して、俺の上に 覆い被さるように倒れた。

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