「んー…やだっ…恥ずかしいっ…限界っ…亜嵐ー！」 「んくっ…ごめん二琥…久々で…俺ら見られながら…んはぁっ…やめられないっ…」 「んあーっ…やだっ…とめて？…俺っ…イキたくないっ…んくぅ…」 身を捩って亜嵐から逃れようとしても、見えない壁と亜嵐に挟まれて身動きが取れず、そのままの姿勢で、興奮した亜嵐に後ろから突かれ続けていた… 俺のソレがどうなっているのかは、壁越しでも良くわかるようで… 俺を見上げる視線達と目があった気がして… 恥ずかし過ぎて顔を逸らした… 「ごめんっ…くっ…二琥…可哀想…んっ…そうだ…俺の…飲んでみる？」 「んあっ…え？」 「酔っ払ったら…少し恥ずかしくないかも…」 それが恥ずかしいとかよりも、早くワケがわからなくなりたくて頷くと、俺は振り返って座り込み… 酷く固く大きくなっている亜嵐のソレを、口いっぱいに頬張った… 「んっ…亜嵐っ…早くっ…飲まして？」 「大丈夫？…っ二琥？…苦しくない？」 「んっ…らいじよー…んぅ…うごっ…てぇ」 「ヤバい…二琥…エロいよ…」 亜嵐は優しく俺の頭を支えると、腰を動かし俺の口内でソレを滑らせる… 喉元までキテも根元まで咥えられない亜嵐のモノが、俺の唾液でクチュクチュ音を立てていた… 亜嵐は俺の顔を見下ろし頬笑むと、その動きをいっそう早める… 俺はどこを触られているわけでもないのに、自分のモノがはち切れそうに膨らむのを感じた… 「イクよ？…二琥？」 亜嵐のモノが口の中で爆ぜると、俺の舌や歯列がとろみを纏い… 亜嵐の甘く淫靡な香りが、喉の奥から脳へ直接浸透していく… 「ちょっと貰うね？」 亜嵐が俺の口から離れると、開いたままの俺の顎をそっと支え… 口内に溜まったそれを、指で少しすくい取った… その時、ブワッと大きく沸いた歓声に混じり、荒い吐息と切ない声が四方八方から聞こえてきた気がした… 「二琥…いいよ…後は飲んで？」 何故だか亜嵐のその指示に興奮が高まり、俺の口内の唾液が増える… 「…んっ…んくっ…ん…っはぁ…」 口内で唾液と混じったそれは、甘くて噎せ返りそうだったけど、俺は余す事なく飲み干した… 喉からそれが体内へと落ちていくのを感じると、頭の後ろの方がクラクラする… カラダの中心から熱くなって、膝に力が入らなくて気持ちが良い… 腰から下がくっついているのか確かめようと、太腿の辺りを自分で撫でると、自らの指が起こした快感が、足の間に向かうように走る… 「っん…っふー…くっ…」 俺の両膝はだらしなく開ききり、ヒクつくソコを触りやすい様に露にした… 俺のモノは先端がこちらを見つめる様に反り返っている… 熱くて辛いソコも… 思いっきり亜嵐に触って欲しい… 潤み始めた目で亜嵐を見つめると、目の前にいる亜嵐の指になぞられているのを想像し、先端から垂れ流している滑りを自分の人差し指で撫で広げる… 刺激が加わり血流が増したソコを、早く楽にしてしまいたいのに、亜嵐が恋しくて堪らない… 頭の中がぐるぐるして、視界はフワフワと回り顎に力が入らなくなった… ………… …… 「二琥？…大丈夫？」 「っふ…ありゃんっ…しゃわって…おれ…熱いっ…」 「酔ったの？」 「んふー…わから…ないけど…コレが…つらいの…っふぅ…その指…ココに入れてほし…」 とろんとした目になった二琥は、開ききった膝の真ん中に反り返るソレを指で撫でながら、自分のその穴まで露にして… 入り口付近をも自分で弄り始めている… 会場が更に沸き立ち、荒い息遣いが数え切れない程聞こえてきた… ヤバい…身震いが止まらない… あんなに二琥の事を閉じ込めておきたかったのに… 恥ずかしさに耐えられなくなった二琥の口に注いだ俺のは、予想以上の効き目だったらしい… 普段あんなのを飲んだら酔ってすぐ寝てしまう二琥が… 気付け薬のせいか寝ることも叶わずに、もうこんなに乱れている… 俺の中の興奮がより一層沸き立つと、今まで二琥の為に付けていた栓が、勢い良く何処かへ飛んで行った… 「んふぅ…亜嵐のっ…ゆびぃ…ぬゆってはいゆ…んーっ…クチクチしてぇ…」 「二琥…そんな…可愛い…みんなに見られてるんだよ？」 「いやらぁ…はずかし…見ないでぇ…」 二琥の口の中から指ですくい取った滑りを、二琥の中に塗りたくってあげる… イイ所の少し手前を弄りながら、わざと二琥の耳元で囁くと、首を振りながら二琥は腰をヘコヘコ動かしていた… こんな可愛い二琥を誰にも見せたくないのに… 俺が気持ち良くさせている二琥を見ながら、こんなに大勢が興奮している姿に… 凄く興奮してしまう… 「んあぁっ…あらっ…ん……おれっ…イクっ…んくぅ…ぅう…でちゃう…」 穴の中は俺の指を吸い込みながら、手の中の二琥のソレがもう一段階膨らんだ… たまらなく可愛い二琥のを味わいたくて、手の動きを止めると… はち切れそうに切なく濡れたソレを、久々に自分の口に含んだ… 舌で二琥のカタチを辿り、根元から少し吸い上げてあげると… 腰を捩る二琥の眉は下がり、開いたままの口からは今にもヨダレが落ちそうだった… その顔を見上げ、沸き立つ興奮を噛みしめながら二琥をむしゃぶる… 「んくぅ…ありゃん…あ゛ぁっ…んぅ…でるぅ…ん゛ーっ…」 いつもより大きな声で喘ぐ二琥は、恥ずかしさに勝った快楽に溺れる様に、腰を俺の顔に打ち付けてくる… 二琥がいつも悦ぶ場所を舌で刺激し、膨らみきって辛そうなソレを吸い込んであげた… 二琥が息を止めると間もなく… 可愛い二琥のソレは俺の口内で波打つように果てた… 俺の口いっぱいにソコからご馳走が注がれ… たった一週間ぶりのそれは、俺の口内に広がっていく… 俺らが交わる行為を同族達に観られている事に、興奮を感じている自分に更に興奮が増す… 目の前で乱れる二琥の姿のせいもあって、熱くたぎった俺の力が、止めどなく溢れ出ているのを感じていた… 立ちあがり、会場中の我先に果てようとする同族達の姿を確認すると、俺はその様子をじっくりと見渡しながら、二琥の味を堪能した… 二琥の放ったそれがカラダの中へ浸透して行き… 俺の中にずっと疼いていた「支配欲」が満たされていくのを感じる… それは「二琥をどうにかしてしまいたい」という欲ではなくて… 「この種族を従えていく」という、恐らくは産まれたときにはもう根付いていた、俺が持つ「王としての欲望」だった… 「んくぅ…っふぅ…ふはぁ…亜嵐…」 足元で頬を紅潮させた二琥は、その余韻で腰が跳ねるのを全く気にもとめず… お互いのモノが爆ぜる度に沸き起こる大歓声も、全然聞こえていないかの様だった… 「二琥…大丈夫？…立てる？」 「…んっ」 腰に力が入らない様子の二琥を抱き起こすと、蕩けた視線も、閉じきらない口元も、何れもこれも愛おしい… 俺をここまで連れてきてくれて… 俺を王にしてくれた二琥に、今伝えるのは勿体ないと思うから… この愛おしさと感謝の気持ちは、これからの俺の人生全てをかけて、ゆっくり伝え続けて行こうと思う… ふにゃふにゃしている二琥をしっかりと抱き締めると、夢見心地のままの二琥はくしゃっと笑い、俺の背中に手をまわしてくる… 「んー…ありゃんー♪…らい好きぃ…」 「くふふっ…二琥の酔っぱらいも可愛い…」 「二琥？…ありがとね…俺も大好き…」 「ふふーっ♪」 酔っ払って幼くなった様な二琥の頭をしっかりと支え… その唇を求めて少し屈むと、俺の唇をそっと重ねた…