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直接肌に ※
そんな事もあったから……。高校はそのまま上がりたくなかった。だから・・・全然違うタイプの学校へ行こうって思ったんだ。
──……もっとレベルの高い学校へ行きたいというのもあったけども……
……
これが、汰一と俺の最後の関わり。何故俺を避けるようになったのか、何故あんな事をみんなに言ったのかわからない。
だから………。
……
………
…………
「……だから俺は、どうして、汰一が俺にあんな態度をとったか分からないんだ本当は」
今だって……分からない…。ずっと俺を避けていたのに何故わざわざ、訪ねて来たんだ?あれは、偶然なんだろうか……。いや、違う、汰一の家と今の高校は方向がまるで違うはずだ。
カズヤは話をじっと聞いていた。
「分からない?なんで汰一ってヤツがそんな態度をとったか…」
すると、いきなりカズヤは俺に覆いかぶさるようにして、抱き締めてきた。俺はよろけて、カウチに倒れこんだ。
「分からない?」
見下ろすカズヤ。
"……こういうことだよ?"
そう言って、カズヤは、俺の唇にいきなりキスをした。それは、昼のあの軽い触れるだけのキスとは違い、深く……激しいキスだった。
──・・ヤメ……。
その唇から入り込む舌が口腔を蹂躙して行く。止めようともがくと、両手をしっかりと押さえつけられて動かせなくされてしまって。
──・・・ヤメロ!!
それは、息が止まるほどの…・・
そして……。
やっと開放されて、息をつく。頭が真っ白になって惚けたようにカズヤを見た。カズヤはその俺の両手を縫い止めている力をちっとも緩めずに言った。
「わかった?こういう事なんだよ」
カズヤはもう一度キスをしようとした。俺はそれを避けるようにして顔を反らす。けれども、耳朶にキスをされた。……そして、そのキスを首筋へ廻らさられる・・・。
「…ゃ……だ」
軽くビクリッと震える…。
「怖い?」
「…こわくなんてない」
「こわくないんだ?それじゃ」
両手を一纏めにされて片手で上で押さえられた。そしてもう片方の手でそっと俺のシャツを捲り上げ直接、肌に……。
──・・触れた
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