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第9話
俺が病院に行くと菊池春野は既に目を覚ましていた。
最初は戸惑っていたが今は状況を理解して落ち着いている。
「話が逸れたな戻すぞ」
俺はずっと気になっていたことを聞いた。
「1週間前、北見倉庫で高校生15人が潰された。あれはお前がやったのか?」
今のこいつを見ているとあれをこいつ1人でやったとは思えない。
「あー、まー、はい。俺です。」
「そうか。」
正直驚いた。
「あの、あの人達どうなりました?俺、1度ハメを外すと止まらなくて。大丈夫でしたか?」
「あ、ああ。無事だ。」
「よかったー(笑)」
驚きはしたが。確認は取れたし。
「うちの親父がお前に興味を持ってな。少し調べさせてもらった。これは俺の携帯だ。また今回みたいな事があったり何かに困ったらすぐ俺に連絡しろ。それと、これも。」
「あ、それ。俺の荷物」
「お前の友達とかから連絡が来てたぞ?早く連絡してやれ。」
「ありがとうございます。」
「明日には退院していいからね〜!まあ、通院はしてもらうけどね!」
とりあえずは落ち着いた。
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