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第13話
「失礼します。」
俺が部屋に入ると親父は早速だがと言うように聞いた。
「おう、蒼か、どうだった?」
どうだった、とはおそらく菊池春野の事だろう。
「特に何も問題はありませんでした。」
「そうか。蒼、お前今日はまう帰っていいぞ。この間休みを潰しちまったからな、帰ってゆっくり寝ろ(笑)」
「はい。ありがとうございます。」
親父の部屋を出ると俺は幹部室に荷物を取りに戻った。
「あれ、帰んの?」
今は聞いてきたのが茅野 七瀬
「ああ。親父から許しが出たからな。」
「えー、ずるーい」
こいつが市野 茉永
「うるせえ。他の奴らは?」
「成はお仕事。澄衣は若。南は知らなーい!」
「そうか。じゃあな。」
「まったねー」
「ん、」
俺は車に乗り自分のマンションを目指す。
疲れた。最近菊池春野の事を調べたりであまり寝ていない。
「早く帰ってねよ。」
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